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007 ~俺、エンカウントしました~

8/9 ここまでの話を改稿しました。

  

  多少は見やすくなってるはず(たぶん)

 

 それと今回戦闘シーンまでいけませんでした

 

 すみません!

 意識が浮上する。


 「わふう?」

 (朝か?)


 おっと、声は出ないんだった。

 ついつい声にだしちまうな。

 早く慣れねえと…。


 そこで、改めて周囲に目を向ける。

 うん。夢じゃあなかったんだよな……。

 やはりそこには、光る鉱石があちこちに埋まっている、なだらかな壁面が確認できる。

 光るキノコも生えてるな。

 ……この鉱石、【鑑定】してみるか? これも念じればいいのだろうか?


(〈鑑定〉)


 と、鉱石の情報が頭に流れ込んでくる。


《光邪石》:希少度6 魔素の濃いダンジョンでしか手に入らず、その数は少ない。モンスター除けの石で知られているが、その実加工に使えば破魔の属性を付与できる。


 ふんふん、この鉱石ってめっちゃ貴重なんか……

 見渡す限り光邪石なんだが。

 あと気になる単語は”魔素”だな。

 どう考えても魔法関連だよな? あれか?

 周りに漂ってんのか?

 試しに体の周囲に意識を集中。

 あれだ、森林浴みたいな感じで。

 

《条件の達成を確認、【魔力感知】を取得》


 なんかきたー!?

 いや、確かになんかスキルもらえるかな~。

 とは思ったけど、魔力感知したの? 魔素じゃないの?

 まあ、いいや。

 意図的にスキルは増やしていけることもわかったしな。

 てか、さっきまで何も感じなかったのに、床から湯気みたいなのを感じる。

 これが魔素か? なんかサウナみたいな光景になってるよ?


 ついでに光るキノコも調べてみる。



《爆光茸》希少度不明 新種のキノコ、光源として使えるが、食べると爆発する。


 ふむ。

 新種のキノコか。

 食べると爆発って、食べねーよ。

 光るキノコなんか。

 

 うーん、どちらも希少度は高いしな。

 この鉱石とキノコ、取ってったほうがいいか?

 どうせ周りに死ぬほどあるんだし。

 ちょっとぐらい取ってってもバチはあたらんだろ。

 確か【空間魔法】って収納できるんだよな?

 ヨッシャさっそく!


 俺が念じると、周りの鉱石とキノコがいっせいに消えた。

 合わせて10個ぐらいか。

 容量あるらしいしこんなもんか。

 と、頭の中にメッセージが。


《練度上昇【空間魔法Ⅱ】になりました》 


 おお!

 これが練度の上昇か。

 やっぱり使えば使うほどいいってことか。

 これからはバンバン使ってやろう。



 そろそろこの洞窟からおさらばするか。

 方角はわかんねーが、上に行けば魔素の薄い平地みたいな場所がある。

 たぶんそこがダンジョンの外なんだろう。

 (【魔力感知】でわかった)

 では、新しい狼(犬)ライフの一歩を踏み出しに!


        しゅっぱ~~つ!!!

 


◆◆◆◆◆



 迷いました!

 はい。

 いや~ダンジョンって広いな。

 同じような道ばっかで現在地が全くわかんねぇ。

 上に行く階段どこにあるんだよ!

 そういやこダンジョンって〈サハラ遺跡〉って名前だったよな?

 ぜってーあいつ関連じゃねえか!

 あ~嫌な予感しかしね~。


 そこからしばらく歩くと、曲がり角にさしかかる。

 ん? 【魔力感知】になんか引っかかったぞ?

 生命反応的なあれか?

 へー索敵さくてきに便利じゃん。これ。

 あ、こっちに来る。

 思えばこっちに転移してきて初めてのエンカウントイベント

(邪神はノーカン)

 ドキドキするな。

 お、見えた──って、あいつは!


 尖った耳に、奇妙に折れ曲がった鼻、醜く歪んだ顔にやせ細った体。

 暗くてわかりにくいがその皮膚は緑色に見える。

 ゴブリンだな。

 絶対ゴブリンだ!

 【鑑定】なんかせんでもわかるもん!

 まあ、人間じゃなかったのが残念だが、ゴブリンといえばファンタジー世界の代名詞、代表的な雑魚モンスターだ。

 今の俺のステータスとどっこいだろう。

 これはラッキーだな!(運ー10だけど)

 サクッと殺して経験値に変えてやんよ。

 と、その前に【鑑定】っと。

 ゴブリン? の情報が頭に流れてくる……。


******************************


名前 なし

種族 ゴブリン(変異種)

装備 鉄の短剣


LV:12/20

HP:60/100

MP:0/2



攻撃力:120

防御力:10

抵抗力:10

俊敏性:60

魔法力:10

 運 :10


:ノーマルスキル:

 【短剣技】【刺突】【噛みつく】【怒る】


:称号:

 【変異種】【醜悪な者】


*****************************



 ──────────嘘だろ?

はい。

 

運 -10はだてじゃありませんでした。


次回戦闘シーンです。

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