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033 ~フィリの進化~

お待たせしました!


フィリちゃん進化します!

ロウがむふふな展開に……!!


後書きに現在のロウのステータス載せます。



9/30


夜中に描いたので誤字がヒドイw


修正しました。

 夕刻


 クマサンの遺体は格納庫に安置した。

 地面へ埋葬してあげようかと思ったが、損傷が少なかったので、何かに利用できるかと判断して取っておく。

 悲惨な死を遂げたクマサンだったが、どうせなら隅々までしっかりと役に立てて上げたい。


 クマサン。ありがとな。


 さて、クマサンの犠牲によって、遂にフィリのレベルが最大になった。

 やっぱし、同格や格上を倒せば手に入る経験値も多いようだ。

 



 森を散策する時、大切なのは安全な場所を作ること。

 言わば拠点だ。

 これがあるのと無いのでは、体力や精神面で大きな差がでる。


 俺達はクマサンと戦ったこの湖畔を拠点にすることにした。

 周りに、魔除けの短剣を数本設置したので、魔獣対策はバッチリだ。


 飲め水は湖で、たき火はフィリの【風炎魔法】で付けた。


 寝床として適当な場所を掘ってそこに落ち葉をしく。

 これで即席のベッドの完成だ。


 現在、そのベッドにはフィリがペタリと座り込んでいる。


 「ロウ、始めるね?」


 『おう。ここで見てるからな』


 いよいよ進化の時だ。

 フィリの体が淡い光に包まれる。


 次の進化は、確かハイエルフだったか?

 ガーさんが言ってた気がする。

 他人の進化を見るのは初めてだ。

 何だか俺が緊張するな。


 その時だった。


 《条件の達成を確認。対象の進化を確認。 【神々の系譜】を発動。進化先を創造…。創造完了》


 ちょ! お前!!

 究極進化事件の時と一緒じゃねえか!

 どういうことだ!?

 

 まっ! 進化中止プリーーズ!!!



◆◆◆◆


 いつぞやの脳内アナウンスが止むと同時に、包まれていた光の中からフィリが姿を現す。


 まず、一番の変化は服装だった。

 纏っていたボロキレが一転。

 

 猫耳?(若干、狼の耳っぽい)フードの着いた黒いローブ、膝から下と、顔が露出するタイプで、激しい動きに対応出来るデザインになっている。

 機能性重視の服に見えるが、正直言って、メッチャ可愛い。


 次の変化。

 服がしっかりしたのもあるのだろうが、全体的に少し大人びたような気がする。

 まあ、進化前の体型が幼女丸出しだったので微々たる者だが、

 例えるなら、小2から小5への変化だ。

 ぺたんこだった胸も慎ましい程には膨らんでる気がする。

 うん。

 総じて、評価はメッチャ可愛い。


 黙ったまま、じろじろ見られるのが恥ずかしいのだろう。

 若干頬を紅潮させてフィリが言う。


 「どう?」


 もう一度言う、メッチャ可愛い。

 

 『お、おお! メッチャ可愛いぜ!』

  

 「ん…♪」


 茹でられたタコのように顔を染めるフィリ。


 やっぱ、女の子だな。

 服を誉められると嬉しいみたいだ。

 ガーさんにも見せてやりてえ。


 それにしても、この外見の変化。

 やっぱり、俺のスキルの影響だろうか。

 ちょっと怖えが、【鑑定】してみるか。



*****************************



名前 フィリーネ・エアロ  

種族 ヴァン・エルフ(固有種)

装備 銀狼の加護


LV 4/50 up

HP 633/633 up

MP 5369/5369 up



攻撃力:310 up

防御力:200 up

抵抗力:180 up

俊敏性:622 up

魔法力:6739 up

 運 :0


:ユニークスキル:

 【風の王Ⅲ】【風炎魔法Ⅱ】【夢霧】new


:パッシブスキル:

 【精神汚染無効】【風魔法系統耐性特大】【魔力感知】

 【風王の加護】【氷結無効】new【聴覚上昇大】new【銀紋】

 


:ノーマルスキル:

 【風魔法Ⅲ】new【弓術】【回復魔法Ⅱ】【短剣術】new

 【眠る★】【瞬足】new


:称号:

 〖風王の加護を受けし者〗〖眠り姫〗〖固有種〗

 〖乗り越えし者〗〖銀狼の加護を受けし者〗

 

****************************


 『…フィリ』


 「ん?」


 『ごめんな』


 「?」


 いや、ホントにすまん。

 まさか、俺の謎スキルが他人にも影響するなんて思わなかった。


 『えっと…。体の調子はどうだ? 気分が悪いとか、何か変な所はねえか?』


 しばしの間、自分の体の調子を確認するフィリ。


 「ん。問題ない。むしろ、調子が良い♪」


 『そうか。良かった』


 まあ、ステータスが軒並みアップしてるし、調子が良いのはそのお陰だろう。

 このステータス構成なら、さっきみたいに、フィリの行動一つ一つにハラハラする事も無い。

 後衛よりのステから、魔法重視の前衛型のステになってる。


 ん? 軒並みアップ?

 まて、よく見ると、運が下がって…!!

 まさか!!

 

〖銀狼の加護を受けし者〗:特典 【氷結無効】【銀紋】【精神汚染無効】運にマイナス補正。銀狼の加護を受けた証。

 

 『どうしたの? ロウ?』


 思わず地に伏した。


 ホンットすまん!!

 まさか、俺の加護がデバフ付きだなんて!

 自分で自分を呪いたい。

 

 フィリに、俺の加護の詳細を伝える。


 「そんなこと、気にしない。特典たくさん。それに、ロウを凄く近くに感じる。温かい。嬉しい」


 『フィリ…』

 

 確かに、加護を通してフィリと精神的な意味で深く繋がった感覚がある。

 目を閉じてもフィリの居場所が感じ取れる。

 これは便利だ。

 

 『そうだな。俺も嬉しいぜ』


 まあ、フィリもこう言ってるし、そこまで悲観する事じゃねえかもな。

 それに、特典盛り沢山だし。

 ポジティブに行こう!


 それにしても、特典の一つ【銀紋】が気になるな。

 調べてみるか。

 

 【銀紋】:銀狼の加護を受けた者に生じる証。

      魔力を流すことによって、身体強化も可能。

      成長する。〈収納〉可

 

 何だこりゃ?

 いや、使えるっちゃ使えるが説明がアバウト過ぎてよく分からん。

 成長する? フィリが? スキルが?

 条件もわかんねえしな。


 まあ、いいか。

 説明から、証がフィリの体に表れているはずだが……。

 見えねえな。


 『なあ、フィリ』


 「ん?」


 『ちょっと、脱いでみ?』


 「……!!」


 ん?

 どうしたんだ? 真っ赤になって?


 「……ロウの、エッチ…」


 ……あ!!

 や、そう言う意味じゃねえ!


 『や、やっぱ今のなし!! 俺は、【銀紋】がどんなんか見たいだけで、変な気持ちは「分かった」ない──は!?』


 「〈収納〉」


 服が収納されたことによって、フィリの裸体が露わになる。

 慌てて俺は両手で視界を隠す。

 …額に爪が刺さったが、気にしない。


 『ちょっ、フィリ。何して──』

 

 「ロウがやれって言った」


 いや、言ったけども…。

 

 「早く、見て。…恥ずかしい」


 くっ、そうだ。

 いくらフィリでも、裸体を晒すのが平気な筈が無い。

 それに、日が傾いてきた森は肌寒い。

 このままでは、フィリが風邪を引いてしまう!!

 

 男なら、覚悟を決めろ! 俺!!

 よし。


 一瞬!

 ちらっと見るだけだから!

 確認したらすぐに目を閉じる。


 はい! オッケ!

 行くぞ!!


 恐る恐る、片目を開いて、指の隙間からフィリを見る。

 

 まず目に入ったのは、顔を真っ赤にしているフィリの顔。

 もうすぐで湯気が出そうだ。

 やっぱ、可愛いよな…。

 はっ!!

 いかん、いかん。

 【銀紋】を探せ! 俺!

 ここから、視点を少しずつ下へずらしていく。


 きめ細やかな白い肌、マシュマロみたいだな──って違う!

 そっちじゃねえ!!

 

 慌てて視線を上に戻す。

 視線を下にずらしすぎた! 他意は無い。

 無いったら無い。


 ん? あれか?


 鎖骨の間に、【銀紋】らしき物を確認する。

 大きさは、子供の手のひら大ほど。

 正面から見た狼の顔を模した形をしており、名前の通り、鈍い銀色をしている。

 【銀紋】と見て間違いなさそうだ。


 よし! 確認終了!!


 『フィリ、もう良いぜ! 服を着てくれ』


 「ん…」


 【銀紋】が一瞬光ったかと思うと、そこから狼耳ローブが出てきて、あっという間にフィリが元通りの格好になった。

 このローブが、”銀狼の加護”なんだろうか?


 俺も、顔を覆ったいた手を下ろす。


 『「ふぅ」』


 お互いに、一息吐く。


 疲れた…。

 今回の進化で発言した他のフィリのスキルについては、後で考えよう。


 今日は寝よう! そうしよう!


 「じゃあ、次はロウの番」

 

 ん? 

 俺が、フィリの傍に行って寝転び、いざ寝ようとしたときだった。

 フィリが言った。


 『ん? 脱ぐ服なんかねえぞ? 俺』


 フィリの目のハイライトが消える。

 ちょ、そんな目で見るなよ。


 「違う。私、進化した。次、ロウがする番」


 え~。

 眠たい…。

 

 空はまだ少し明るいけど…。


 『きょ、今日はいいんじゃ──』


 「ダメ、一緒にするって言った」


 目に涙を溜めて、頬を膨らませるフィリ。 

 

 『…分かった。やるよ』


 目を閉じる。


 いつぞやの脳内アナウンスが聞こえる。


 《進化が可能です。 進化しますか? YES/NO》 


YESで。


 《選択を確認。進化を開始します》


 俺は、フィリが見守る中、光に包まれていった。

*****************************


名前 ロウ(ミコト)

種族 幻狼(神格種  危険度:S- new

装備 幸福のイヤリング

   呪刀・紫吹



LV:MAX/100 up

HP:10000/10000 up

MP:1200/1200 up


攻撃力:8900(1000)up

防御力:5000 up

抵抗力:4200 up

俊敏性:9500 up

魔法力:2400up

 運 :10 up




:ユニークスキル:

 【空間魔法★】【武器創造★】【神々の系譜Ⅱ】

 【次元魔法Ⅱ】【スキル創造】【魂の咆哮】

 【銀零ギンレイⅡ】【眷属作成】【アヴァロンの実創造】


:パッシブスキル:

 【魔力感知】【危険察知】【翻訳】【隠蔽】【精神汚染無効】【邪神の籠愛】【攻撃力up中】new【防御力up中】new【ゴブリンキラー】【氷結無効】new【自己再生】new【寒さ無効】【暑さ無効】【嗅覚上昇大】【聴覚上昇大】


:ノーマルスキル:

 【突撃】【鑑定Ⅵ】【逃げる】【投擲Ⅷ】【捕食Ⅲ】new【ハウリングⅡ】【三角飛びⅢ】【短剣技Ⅱ】【遠吠えⅡ】new【影分身Ⅲ】new【影爪エイソウⅡ】new【念話Ⅲ】new【覚醒】new


:称号:

 〖転移者〗〖転生者〗〖寂しがり屋〗〖捕食者〗

 〖短剣使い〗〖殺戮者〗〖ゴブリンの天敵〗

 〖探索者〗〖幻獣〗〖神獣〗〖絶対零度の支配者〗〖森林の支配者〗〖金狼の加護〗〖試練を越えし者〗〖魔を極めし者〗〖創を極めし者〗〖忌み子の友人〗new〖子連れ狼〗new〖邪神の籠愛を受けし者〗


*****************************


次回!

待望の進化回。

ここまで、圧倒的な成長速度でここまできましたが、果たしてどうなるか!!

乞うご期待!!


あの人がでるかも!?

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