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010 ~俺、????と出会います~

短いです。

 《一定量の経験値を確認 LV:19 になりました》


 最後のメッセージを聞いて俺はパラメーターを見る。


 LV 19/20

 HP 580/580

 MP 80/80


 攻撃力:430(250)

 防御力:120

 抵抗力:146

 俊敏性:530

 魔法力:78

  運 :5


 ご覧の通りだ、やっぱり。

 進化したわけでもないのに、この伸び率はチートだな。

 攻撃力なんて3倍近いし。

 こうしてみてみると、どうしても運の悪さがいなめない。


  誰か、オラに運気をわけてくれー!!

 

 先ほどのゴブリんを【捕食】して手に入れたスキルは2つ。

 【危険察知】と【怒る】だ。


 【危険察知】:自信の身に危険が迫ると、それを察知できる。練度の上昇はなし。


 【怒る】:一時的に防御力と抵抗力を犠牲にして、2分間攻撃力と魔法力を上げる。効果は 練度×2倍


 どちらのスキルもかなりつかえる。

 特に【怒る】の効果は結構エグかった。

 いつぞやのゴブリンよ、悪かったな! 使用と同時に殺っちまって。

 あんとき近接戦してたら俺死んでたな。

 俺、グッジョブ!!


 よし、ステの確認も出来たし、そろそろ上がるか?


 俺は階段を見上げた。



◆◆◆◆



 ゴブリンズを倒したら出現した階段。

 どうやらこちら側の通路に入ってきて正解だったようだ。

 まだ揺れは来てない。

 通路がリセットされる前にさっさと上に上りたい。

 上りたい……が。

 こう、すっごく行っちゃだめな気がする。

 【魔力感知】では上ると、広い部屋の反応。

 俺が召喚された部屋で、魔素の反応が薄いので外だと思っていたところなんだが。

 

 ──薄すぎる。

 

 そう、薄すぎるのだ。

 このダンジョンを徘徊し続けること5日間。

 ゴブリンズが出てくる部屋も幾つかあったが、どちらかというと濃かった。

 それがここまで薄くて広い部屋となると、逆に警戒する。

 俺のゲーマーとしての感と【危険察知】が俺にささやく。


 ここ、ボス部屋じゃね?


 と……。

 



 望む所じゃ~!!

 ここまできたんだ! ここで引き返すのは選択肢的にあり得ない!

 それに今の俺のステならいけると思う”必殺技”もあるしな。

 というわけで。

 

  出陣じゃーい!!



 階段を上りきるとそこは思った通り広い空間だった。

 しかし雰囲気が違う。

 今まで通ってきた所が暗い坑道だとすると、ここはまるで神殿のよう。

 違和感。

 急遽だれかがここに別空間を設置したような───っ!!


 バチバチィ!!


 【危険察知】が突然反応し、上を見れば電撃の束が迫っていた。

 ちっ!! 慌てて俺を包むように、【空間魔法Ⅲ】を展開。

 電撃は虚空に吸い込まれていった。

 はぁっ!! 今のは危なかった! モロに受けたら即死じゃねーか。

 

 『ほう、防いだか。第二の試練は合格か。下世話な犬してはよくやる。』


 懐かしい、しかし声色の違う頭に直接響く声。

 なんだ?

 電撃の飛んできた部屋の端に目をやる。

 そこには………。



 大きな金色の狼がいた。



 

次回、激闘!!



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