表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/15

調べものなの〜

勇者を倒しちゃったことで色々大変なことになってるのを気づいてもいないコユキはというと…

「鳥がチュンチュンと、のどかなの〜ふわぁぁぁ」

「お客さんお尻とか痛く痛くないかの」

「大丈夫なの〜馬車のクッションなのに宿屋のベットより柔らかいの…ふわふわ〜」

「ホッホッホそれは嬉しいことを言ってくれるのぉ」

「……」

「おや寝てしまいましたか─では、束の間の休息をごゆるりと。大きな争いはすぐ側まで来ているのですから」

そこには、先程までいた優しそうな獣人でご老人な御者の姿は無く

まるで道化のような仮面をつけた者が御者台に座ってるのだった。


◆◇◆◇



早朝寝てる所をたたき起こされたコユキは、獣人国からの迎えという人が来て、勝手に話がポンポンっと進んでいき何故か獣人国の学校に行くことになり、皆と別れる前に話をしつつクッキーを食べたり街を歩いたり最後には村での報酬のハルバードを貰ったりして、そして馬車に乗って──

「……お……コユ……ろ…キ………起きろコユキ‼」

「え、ぼはー」

キバくんのタックルが綺麗にきまってしまい悶絶してる私がいるのでした。


「あれ、ここは」

「獣人たちの国にだろうが」

「あ〜そういえばあれから何日もたったんだっけ」

取り敢えず今は勇者や聖女と魔王について調べようと図書館に向かってるところなの!


え、寝てたじゃないのかって?

いやー美味しそうなクレープの匂いにつられて3つほど食べたのは覚えてるの…だけどいつの間にか寝ちゃってたみたいなの‼


そんなこんなで、図書館にはキバくんは入れないのでお外で待機です。


問題の図書館なのですが大き過ぎやしませんかなの

上は真ん中が吹き抜けになっていて5Fほど下は案内板を見る限り6Fほどこれは本を探すのが大変そうなのーーーー






司書さんに本の場所を聞いて

なんとか調べたことをまとめて見ると


1.勇者と聖女は王族や貴族が選び神が最終決定権を持つ

2.勇者と聖女は神により加護が与えられた者の事

3.勇者と聖女は1人ではない

4.世界を乱す存在=魔王を殺すためにいる

5.この世の全ての悪事や災害は魔王が裏で糸を引いている

6.魔王は神の敵対者である。故に魔王は殺さなくてはならない


うーんでもおかしいの〜勇者と魔王の戦いを書いた書物もありましたし、魔王が人が住む国を滅ぼした記録もあったの。

けど、その全てにおいて魔王からは手を出してないのたぶんきっと?…まあ、国が正史とする書物にはいついつどこどこに魔王が攻め入ったか、それにたいして人は防衛戦を展開し勇者や聖女たちが魔王を倒したと有るけど

他の書物には、そもそもそんな記録がなかったり敵が魔王ではなく人の国に変わってたり


なんだかおかしいの一体これはどういう事なの…

それに1冊だけ変わった書物があったの

コユキとしてこのゲームを始めてから見た事も無い文字…でも何故か読める文字そこには、


曰く(いわく)王は世界が創った

曰く王は世界を守る守護者である

曰く王とは神の監視者である


でも王とは一体? もしかして魔王のことなの?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ