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一花の一か八かの作戦
今度は私が風邪をひいてしまったようだ。
なので、お返しにと明に看病してもらおう。
「でもなぁ…」
明はまだ学校だろうし、私なんかのために迷惑はかけられなしなぁ…。
それに、看病してって言って嫌だ、なんて言われたら傷つくしなぁ…。
「よし、一か八かしてみるか。看病コール。」
数時間後。
「西城も人間なんだねぇ!風邪をひくなんて、そして私に看護コールするなんて!」
嬉々として話す明に、私は事実を言われて顔を赤くするだけだった。
「うるさいなぁ。看病してくれてありがとう。」
「いえいえ!」
そういって笑いあったのが、私の一番の薬だった。
今回はまあ、あっちがそうならこっちも、みたいな?
たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。




