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本当に夏休みなにをする!?

私が倒れてから一ヶ月と数日がたった。

そして、明日からは夏休み。

「西城さんよー。夏休みはなにする?」

明のその発言に、まだ夏休みの計画がないことを思い出す。

「なにしよっか」

「海いこ!」

そういえばそんな話も。

「わかった。じゃ、行こっか」

「うん!」

明は元気よく頷く。



「って、こういう意味じゃない!!」

今は昨日の会話から一日たち、夏休み一日目だ。

「なんで海にきたのに!釣りなのさ!」

明が急に叫び出す。

「だって、海いくって明が言ったんじゃない」

「そうだけど!泳ぐ的な!そういった意味だよ!」

「まあまあ、釣りもおもしろいよ」

そしてなによりも、お姉さんもついてきているのだった。

「うう~。あんたは仕事せいや」

「そんな固いこというなよ~冷たいな」

「西城!海なんだよ?泳ごうよ!」

そこでいままで黙っていた私に明が話をふる。

「え?ああ、ごめん。水着持ってきてないや」

「うぇーー!?なんで海にきたのさ!?」

「釣りをするためだよ」

またお姉さんが話に入ってくる。

観念したのか、明も黙って釣り竿を握る。

それから誰一人として魚が釣れないまま、数時間がたった。

浜辺で騒いでいた人たちも少なくり、空も赤くなってきた。

「そろそろ帰ろっか?」

私が提案を出すと、すぐに明から返事がくる。

「その前に、海の家いこ!」

「いいねぇ。お姉さんがおごってあげよう」

「わーい」「わーい」

二人の息がぴったりだった。


「すみませーん」

「はーい。ご注文はお決まりですか?」

うさぎ?

「焼きそば三つと、サイダー三つ」

「かしこまりました」

海の家にある飲食用テーブルに腰をおろす。

壁には商品の名前と値段が書いてある髪が貼ってある。

「あ、ここバイト募集中だって!西城、一緒にやってみない!」

「うーん」

海の家って具体的にはなにするのかな?

「まあ、夏休みにやることもないし、やってみよっかな」

そこへ、さっきの店員が飲み物を持ってきた。

「おまたせしましたー。サイダーです。っ!?」

あ、こけた。

そして持っていたサイダーがすべて私に…私に!?

ビシャァ!

「…」

「…」

「…」

「…」

全員が黙る。

「も、申し訳ございませんでした!」

店員さんが最初に喋り、次にお姉さんが笑い転げる。

「西城!大丈夫!?」

「あーうん。服がベトベトするけど」

私の体を拭いてくれる店員さんに、明が話をかける。

「あとは私がやるから。新しい飲み物と焼きそばお願いします」

「かしこまりました。すみませんでした」

もう一度頭を下げられる。

「西城大丈夫?服脱ぐ?」

「うん。そうするよ」

ベトベトするのは嫌だもんね。

そうして上を脱ぐ。

「西城さん…」

明が急に低い声で睨み付けてくる。

「な、なに?」

「さっき、水着持ってきてないって、言ってませんでしたか?」

「あ」

言った。確かにそう言った。

ただ単に水着姿が恥ずかしかったとは言えない。

だって、明が選んでくれたんだから。

「嘘つき!」

「ご、ごめん!でも、この水着は明にしか見てもらいたくないからさ」

「…」

明が黙る。

「そういうところが、好きだけど」

小さく呟く明。

私はそれを聞き取ることが出来なかった。

「なに?」

「なんでもないバカ!」

明さんはご立腹のようです。

頬をお餅みたいに膨らませています。

さて、明さんの機嫌を戻すために私はなにをしなければいけないでしょうか。

「明」

「ふんっ!」

そっぽを向いてしまう。

「私のこと嫌い?」

聞くと、そっぽを向いたまま明は首を横にふる。

「じゃ、私のこと好きならこっち向いて?」

明はゆっくりとこっちを向く。

今だ!えい。

「チュ」

「!?」

「明、ごめんね?今度は一緒に泳ごう?」

この水着でとは言っていない。

「うう~。わかったよ」

「よかった」

「新しい飲み物おまたせしました」

「!?」

「!?」

同じ店員が飲み物をもってくる。

「はいはい。あとは自分がやっとくから」

「!」

「!」

お姉さんかっこいい!!

そのあと焼きそばもきて、私たちはそれを食べて帰った。

今度ここに来るときは、明と二人で泳ぎにこよう。

そう心のなかで誓い、スクール水着を用意したは内緒だ。

次は泳ぐかバイトするかのどちらかですね!

前話のお話は、風邪を引いてるときに書いていたので、至らない点が多々あったことを、お詫び申し上げます。m(__)m

たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。

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