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水着を買います

次の週末、私は明と服屋に来ていた。

「やっぱり、水着なんていいよ」

「だーめ!西城かわいいんだから、もっと似合う水着買わなきゃ!」

ソフトに今の水着が似合わないって罵倒された?

「うぅ~」

明が唸る。

どうやら水着を選んでくれているみたいだ。

「これとか…、これも似合いそうだな」

明が何着か手に取っている。

「明さんや、私にはなにが似合うの?」

「とりあえず、これ試着してみて」

「!?」

水着の試着なんてあるの!?

…試着したらいろんな意味で買わなきゃいけなくなりそう。

「ほらはやくはやくー!」

明に手を引かれて、試着室に入れられる。

「…なんで?」

「なにが?」

「いや、なんで明も入ってるのさ」

「かわいい西城を見るためさ!」

「…」

ポイッ。

「あうっ」

明を外に出してから、服を脱ぐ。

ここにくる途中で少し汗かいたから、服が張り付いて脱ぎづらい。

「とりあえず、これ着てみよ」

明が持ってきた水着のかなから、水玉模様のフリフリしてるやつを着てみる。

「どうかな?」

カーテンを開け、外にいた明にたずねる。

「おおっ!かわいい!」

「そうかな?」

鏡で見てみるけど、そんなにかわいくないと思うけど。

「西城」

「ん?ん!?」

鏡がある方から明の方へと向き直ると、明に押されてまた試着室に入ってしまう。

「か、かわいいよ、西城」

「あ、明?大丈夫?顔赤いよ?」

多分私も赤いけど。

「もう、我慢出来ない。西城、キス、しよ?」

一歩ここから出れば、他のお客さんもいるのに…。

なんで、受け入れているんだろう。なんで、こんなにドキドキしてるんだろう。

私はそのまま、明に身を任せて目を閉じる。



「水着、それにしたんだ」

あれから水着を買って、今は帰り道。

「うん」

「西城なら、違う水着でも似合うと思ったんだけどな」

「これがいいんだよ」

だって、明がかわいいって言ってくれた水着なんだもん。

今度は、プールでも海でも、好きなところに行こうと思う。

もちろん、この水着を着てね。

いつのまにか水着への羞恥心が無くなっている一花ちゃんでしたね!

たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。

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