明fishing
「…。」
「…。」
全くもって会話がなかった。
「あ、その、明は釣り好き?」
私が端切れが悪いのは、実は地雷を回避出来ていなかったからであった。
釣具を無料で貸してもらったのだが、餌はセットじゃなかった。
「すみません。餌って…。」
「ん?」
「あ、その、餌は?」
「あー、はいはい。なくても釣れるから。」
「え?」
「なに?釣具無料にしてあげたのに、まだなにか?」
「あ、いえ。有難うございます。」
まだねにもってたんだ。
と、言うことがあってしまい、またもや餌なし釣をしていた。
「西城、あの人の前で恋愛の話禁止。最近またふられたみたいだから。」
「へぇ、あんなに綺麗な人なのに、男の人変わり者なのかな?」
「なんか、小説家?らしいよ。」
「そうなんだ。」
そうしていると、私の竿が激しく揺れた。
「ぬぉっ!!?」
「餌なしなのに!?」
「ぐぬぬ!なんか、めっちゃもってかれる!?」
「西城がんばって!今あの人呼んでくる!」
「あい!」
くっ、正直いって釣をなめていた。こんなに腕とか腰が痛くなるなんて。
「待たせたな!こいつは間違いない!この釣り堀の主だ!」
そこで、助太刀とばかりに助っ人参上。
「がんばって!西城!」
「がんばんな!学生ちゃーん!」
と思ったら、応援だけだった。
「あーもう!手伝ってよ!」
やけくそに本音を漏らすと、すごい勢いで。
「ばっきゃろー!釣りってのは一人で釣れてようやく半人前なんだよ!だからがんばれ!」
「いみわかんない!」
もういい!こうなったら!
「どぉおりやぁ!!!!!!」
一気に上へ跳ね上げると、なんと釣り針にかかっていたのは、12㎝のカサゴだった。
「…。」
「西城、力無さすぎ。」
「そんなんでも、半人前には、なれるよ。うん。」
二人にそんな視線を浴びせられた私は、声は出ずとも目から鱗、もとい涙を流していたとさ。
釣りは好きですか?
私は大好きです!
あんパンあんパンヾ(@゜▽゜@)ノ
たまたま卵になっちゃえ!
たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。




