表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/41

満員電車の恐ろしさを体験した西城ですよー

どこの駅でも、必ず始発電車があるだろう。

私はその始発電車というのが、なんとなく嫌いだった。

だからなるべくは自転車を使って、学校に行くことにしていた。

だけど、私の普段の使い方が悪いのか、自転車は歯車をぐにゃりと曲げていた。

まるで私の性格みたい。


と、言うことで始発電車に乗り込んだ。

家から学校まではあんまり距離はないのだが、駅の方が近いから、という簡単な理由で嫌いな始発電車に乗り込んだのだ。

「ドアがしまりまーす。」

がとまにイントネーションをおく駅員の声を聞きながら、私は電車の中に入り込む。

明は反対方向に家があるので、ここで会うことはできない。

それも、始発電車が嫌いな理由の1つでもあるけど…。

正直に言おう。さっきからなんで始発にこだわるのか、どうして嫌いなのかを。

はっきりいって、始発電車に乗らないとほぼ遅刻だから、そして、そんな遅刻を免れようと殺到する学生が一気に集まるからだ。

つまりは、満員電車なのだ。

不幸にも女性専用車両はなく、右往左往からぶつかりぶつかられ。

始業式に一度使ってやめた私を褒めてあげたい。

これに平然と乗れる人は異世界で勇者もできそうだと思いながら、トイレの中に入った。

「ヤバイ。こんなにきついとは思わなかった。」

そして、駅に着くまでずっとトイレにこもっていたのは私の性格上、私が私であるための1つなんだと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ