表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/41

私が私である理由

書けるはずもないのにまた百合小説を書きました。


音がすれば、こんなの簡単にわかっていた。

けどそいつは音もなく、まるで猫のように近寄ってきた。


「だーれだ?」

「わぁっ!?もう!あかりおどかさないでくれる!?」

「気付かないやつが悪いんだよ。ねえ西城さいじょう!今日も遊んでく?」

「別にいいけど、どこいくの?」

「うーん、ゲームセンターはちょっちあきちってん。」

「また出てるよ。明語。」

「うるっちんぐ。そーだ!今日は家においでよ!」

「うん、いいよ。」

そうして私、西城一花いちかは、親友の上條かみじょう明の家へと行くことになったのだ。


明の家は学校から近いのでゲームセンターとかよりは早く着いた。

「今日はなにするの?」

私は何気なくそう聞くと、明は答えた。

「西城、ちゅー。」

さっきの撤回、答えてくれはしなかった。

そのまま明に押し倒される形で私たちは横になった。

「ちょ、明、重い!」

「西城がいけないんだよ?私をこんな気持ちにさせるから、、、。はぁ、、、はぁ、、、。可愛いよぉ、西城。ってい!?」

「いいかげんにせい。」

私のチョップをおでこから頭部にかけくらった明は私の上から横に転がる。

「西城は相変わらずの馬鹿力だねぇ。」

「明は相変わらず急に襲ってくるよね。」

正直、心臓に悪い。こんな可愛い子が襲ってくるなんて、夢みたい。

「でも、もしだけど、キスしたいなら、その、してみたい、かな?」

「本当!?やった!西城に私の初めてあげちゃうよ!」

そう言って明は着けていたマフラーを取り、ブレザーとリボンを脱いでから今度は馬乗りになるように上に乗った。

「あれ?なんか、軽い。」

「私の服は五キロはあるからね。」

「、、、。それもギャグ?」

「いいから!ほら、目閉じて!」

言われるがままに目を閉じた。

そして甘い香りが鼻孔をくすぐり明の息が掛かるのがわかった。

一瞬、唇に水滴が落ちてきた。

それに驚き目を開けると、そこにはちょっとバカな絵面があった。

「やばい、興奮しすぎて鼻血が。」

「はぁ、、、。本当に明は、私の可愛い彼女なんだから。」

最後には私からしたキスによって気絶寸前まで意識が朦朧とした明と、イタズラ笑みでいっぱいの照れ臭そうな私がいました。

めでたしめでたし。

本作品は主人公は女の子で、ヒロインも女の子。

というか女子高を舞台とするので女子しかいません。

たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ