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雅美の書簡  作者: 唐子
【二年目】
27/30

早川 早樹(2月3日)

『 早川 早樹 様


 だいぶご無沙汰しております。お許しください。早樹ちゃん久しぶり。


 まず短大合格おめでとうございます。


 夏の時点でまだ進学を迷っていたみたいだから、推薦を受けた旨は驚いたと同時に喜ばしい報告でした。

 それから連絡途絶えて申し訳なかったのだけど、突然「合格した」とか電話された私の驚きを想像して?たっぷり10秒は固まってたわ。センター試験必須だったからこの時期の報告になったのね。


 言えた義理ではないのは承知で言います。市内の短大で本当によかったの?早樹ちゃんの成績なら、もっと遠方のレベルの高い四大も狙えたと聞いています。村から通うことにしたって、それでいいの?

 そもそも早樹ちゃんが村に残る決意を固めてしまったのは、私が先に村を出てしまったせいですよね。あなたが非常に強い心の持ち主で、抜群の責任感の持ち主だって知っていたのに。もしゆれてるなら、今からでも遅くはないです。


 子どもの勢いのまま、村を飛び出してしまったことを、今ほど後悔したことはないわ。


 それが納得づくの進路ならこれ以上は言いません。一言でいいので、馬鹿な妹に教えてください。


 村からでないことに後悔はないですか?



  2月3日

   師村 雅美 』


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