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雅美の書簡  作者: 唐子
【二年目】
23/30

春日 渥美(11月23日)

※ 今回、あとがき部分に小話もどきが潜んでおります。

「そういうのちょっと……」という皆さまはご注意ください。



『 春日 渥美 様


 代表してこの手紙を渥美にあてています。

 修学旅行のお土産ありがとう!無事届きました。


 ひとりひとりお土産を持ちよるっていう発想が予想外で楽しかったわ。匿名ってたぶん花梨の案だと思うんだけど、違う?

 同封されていた寄せ書きに、誰がどれを選んだか当ててみてって書いてあったので、予想してみました。


 八つ橋と干菓子は、きっと壱織人と仁千翔、あともしかしたら葉市が合同で出したんじゃないかと推測します。学校違うけど、土産送るんならみんな一緒がいいんじゃね?なら渥美たちに任せよどうせ俺たち忘れるし、採用、とか言ってそう。秀峰も山埜上も修学旅行は京都だと聞いてますし。

 和紙版画のレターセットはきっと花梨でしょ。全面真っ赤で猫の目だけおびただしく抜かれた便箋とか、花梨しか考えられない。

 よーじやの小物つめわせはアリス。事前にリクエスト聞いてくれたから、これはわかりやすかったわ。

 木刀は渥美。こんなおふざけするの、才華にいった中じゃあなたか花梨くらいで迷ったけど、花梨はもう該当物があるし。新撰組とか、大概ベタじゃないw


 で、わからないのが、三つ。



・ちりめんケースの椿が彫られたつげの櫛

・赤い椿のつまみ細工の髪飾り

・大願成就のお守り



 このうち一つは櫻井君が入れてくれたのだと思うのだけど、どれもありえそうでありえないというか。印象的にはお守りかなと推測しますが、いまいち自信がないわ。

 櫛か髪飾りのどちらかは渥美だと思うのだけど。うちの屋号、椿だし。渥美は基本ネタと救済セットで用意する人だから、ひとつじゃなくて複数とか考え得るわ。


 だれか、間違えて入れこんでいませんか?

 つまみ細工とつげの櫛はちょっと値が張りそうで、あやふやなままは怖いというか。

 私の修学旅行のお土産、正直そんな大したものじゃなかったから、みんなからちょっともらい過ぎな気がして気が引けます。返送するので正直に言ってね。

 八つ橋と木刀以外は、答え合わせが済んでから大切に使わせていただきます。八つ橋はほら、賞味期限危ういからね。おいしかったです。



 やっぱり京都いいわね。中学の修学旅行を思い出します。

 みんないい具合にグループがばらけてて、行動範囲がかぶらなかったのよね。

 聴香と花梨が夜ホテルを抜け出して芸妓遊びに行ったり、それで先生と鉢合わせして補導されたり、アリスが行方不明になって大阪で発見されたり、壱織人が清水の舞台から紐なしバンジー決めようとしたり、仁千翔はどこからか俥なんて調達してきて私あれ乗って京都観光したんだわ。渥美がロリコン疑惑かけられたのもこの時でしたね。誤解ってこわいわー笑


 色々あったけど楽しかった(?)思い出ね。二度目なら勝手もわかるし、余裕もって楽しめそう。


 そういえば、アリスは今回、迷子大丈夫だったの?東山君がいるから平気だろうとは思っていたのだけど、あの子しれっとかますから微妙に不安でした。今回は何もない、の、よね……?



 みんなにありがとうを伝えてください。


 みんながこうしてちょっとでも私のこと気にかけてくれてるって、それだけでありがたくてうれしいものです。あらためていうと恥ずかしいけど。楽しませてくれてありがとう。



 今年のお正月は帰れたらいいのだけど、まだわからないのが現実です。忙しいのはありがたいことだけど、ゆっくり顔も見れないとか、さすがにさびしいですね。


 それでは、答え合わせ楽しみにしています。



  11月23日

   師村 雅美 』






※幼なじみ@村、雅美の手紙を全員で。


壱「おい、いわれてっぞ“櫻井君”ww」

渥「さすがに木刀はありきたりかー。まあ基本だしいっか。櫛は俺って返事書こ。生憎安物だけど」

花「基本ってなんなのあっちゃんwwwあたしも一発でバレてーらwww」

ア「??? わたしなんもやってないよー???」

渥・花「「いやいやいやいやいや。」」

渥「お前、あれだからな?アリスは東山にマジメに感謝な???」

壱「こっちの思惑もお見通しかー。雅美は相変わらずだな」

仁「てか、俺らの会話一言一句再現だな」

壱「パターン読まれるのもあれだな…マンネリを呼ぶよなー」

花「お、なんか新しいの考える?ドッキリ嵌めてやっちゃう?」

渥「そこ二人、ワクワクしない。仁千翔も無言で計画表もち出さない。

  というか聴香と雅美いないと俺とかしかツッコミいないのツラい」

花「あっちゃんもどっちかといえばボケだもんねー確信犯だけど」

ア「で。ここまで一言も発声しない“櫻井君”wwですが」

櫻「………………すごく……心が痛いです」


全員「wwwwwww善(ちゃん)wwwwwww」



***


※雅美@教室クラスメイトを添えて。


「あら?雅美やっとストラップつけたの、てwwwww」

「え、変かしら?」

「うん、いや、私がお守りをストラップにする人を初めて見ただけwww渋いねwwww」

「幼なじみから修学旅行土産なのよ。携帯が一番目に付くかなって」

「いいんじゃない?wwあ、それ、車折神社のなのね」

「知ってる?」

「有名よー。芸能の神様が祭られてるの」

「え、」

「有名な女優とかタレントとか、けっこう参拝してるよ。私たちみたいなのはあやかりたいものじゃない?幼なじみいい仕事してるわ」

「………そっかぁ」

「あ、明日三限からなので、一、二限のノートオナシャス」

「いいよー。あ、私も明日午後からいないのでお願いします」

「はいよー。午後はいるわ。がんばるね、女優さん」

「あなたも朝早くから撮影大変ね、モデルさん」



***


 作者の周りには普通にいました。でっけーお守りぶら下げてた人。

 ちなみにこの時代はガラケー?です。ピッチ全盛のパカパカの二つ折りが最先端なあの時代。おわかりいだたけるだろうか。


 幼なじみたちは基本名前呼びなのですが(苗字がかぶる人も多いため)。ここで今までの櫻井善さん宛のお手紙です。←


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