002更衣
更新が遅くなってホントにゴメンナサイ。いかんせん体調が崩壊してしまったもので。
タカヤマは明日と言ってたが、その日の夕方には、4人のもとに制服が届いた。そして、そのまま試着することになった。
「アスカ、あんた結構似合ってるね。」
「そういうサクラさんもお似合いですよ。でも、スカート、もう少しおろしてもいいんじゃないですか?」
「こんなもんか?アンタは逆に短いほうがいいとおもうぞ。」
「ん〜そうですね。」
最初の反応と比べると、明らかに2人は楽しんでるように見える。
「なぁカズキ。コレはなんだ?」
リュウは2、3分前に起きたばかりなので、何が起こってるのか何も知らない。
「ちょうどよかった。コレに着替えて下さい。」
カズキは制服をリュウに突きつけた。
「コレをか?」
「はい。」
「着なかったら?」
「仕事が無くなります。」
「……分かった…。」
そう言うと、しぶしぶ制服に着替えた。
「これでいいか?」
「……似合ってる。」
「……あたしとしたことが、ちょっと来ちまった。」
「……サイズは大丈夫ですね。」
ちなみに今、制服を着ている3人の様子は、
サクラ:ロングスカート
アスカ:ややミニスカ
リュウ:少し大きめ
「それでは、今回の作戦を説明します。」
作戦の中身は、
1.アスカが1年、リュウが2年、サクラが3年の転校生、カズキが教職員として潜入
2.そこで情報を仕入れる
3.仕入れた情報から犯人または原因をさがす
と、まあザル作戦と言えばザル作戦である。だが、こうするしか有効な作戦は無かった。
「穴だらけだな。」
「大胆通り越して、もはやバカの域に達してる。」
「でも、他には、思いつかないんですよねぇ。」
「文句をグダグダ言うくらいなら、何か他にいい作戦があるんですよね?」
カズキの顔は笑ってたが、眼は笑って無かった。
「「いえ、ありません。」」
少し恐怖を感じたのかサクラとリュウは即答した。
「明日から早速行きますから、準備しておいて下さいね。理事長さんにはタカヤマさんが話をつけてくれたそうですから。」
「分かった。で、他にすることは?」
「特に何も。」
「あっそ。じゃあ、もう一眠りするわ。」
この男、一体どれだけ寝たら気がすむのか?
「寝るのは別に構いませんが、制服は必ず脱いでください。」
「分かったよ。ったくめんどくせぇ。」
リュウはもしかして、その格好のまま寝る気だったのか?
「それじゃ、私、帰ります。」
「そうですか、それでは。」
「じゃあな。」
「はい。また明日の朝、ここに来ますね。」
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