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月に捧ぐ恋の調べ  作者: 白毬りりま
Ⅷ.月に捧ぐ恋の調べ
56/65

ⅰ.

むちゃ短い。

最終章の始まりです。



 嬉しいとは、どのようなものなのでありましょう。

 幸福とは、それはかけがえのないものなのでしょうか。


 私の彷徨う夜は何処までも広く、深く、重く、暗く、私しかいない。

 呼吸さえできないほど、苦しくて寂しいもの。



 ――――それが当たり前だと、ずっとずっと思っていました。




 それは偶然の出逢いでした。

 本来ならば起こるはずのなかった出逢い。


 もしも、私が川に落ちなければ。

 もしも、貴方が気紛れで私を拾わなかったなら。


 もしも。もしも。


 廻り逢うことのできなかったときのことなど、虚しくて想像すらできない。




 嬉しいとは、私の中から湧き起こってくる温かな感情。

 幸福とは、それはそれはかけがえのない大切なもの。


 どれほどささやかで、小さくて、ちょっとしたことで消えてしまいそうなものでも、確かにあるもの。

 貴方と声を交わせる。貴方と同じ時を過ごすことができる。ほんのちょっとのささやかなできごとが嬉しくて、幸福で、愛おしくて、愛おしくて…………ささやか過ぎて、貴方は苦笑(わら)ってしまうかもしれないけれど。




 そして、それを教えてくれた貴方が何よりも――――





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