表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その獣人騎士、無自覚に私を甘やかしすぎです!  作者: 緋月 いろは
5章.蜜と毒の幕開け

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/171

80.ミーナ視点

ーー朝、ミーナの部屋


朝日がカーテンの隙間から差し込む。



小さな寝息を感じてミーナは目を覚ます。隣では、わんこ……じゃなかった、ぎんちゃんが、私の腕の中で丸まって眠っている。



「……ふふ、甘えんぼさん」



たぶん、団長が言ってた“よく家出するぎんちゃん”って、この子のことだよね?



なんて思っていたら——



\ドンドン!/

「ミーナ、起きてるか!? 入るぞ!」



「えっ!?ちょ、ちょっと団長!?ジュリオさん?」



\ガチャ!/

(※騎士団上層部は鍵を持っている仕様)




入ってきた団長とジュリオの視線が、ベッドにぴたりと止まった。



「あー……えっと、その……」

ぎんちゃんは、ぐるる……と身じろぎ。布団の中に隠れる。

私はついぎんちゃんを守るように抱きしめた。



「……この銀色の毛並み。寝癖のついた眉間。こいつ……」



団長の目が、ぎらりと光る。



「え、ええ???どうしたんですか、みなさん!!!」



(団長とジュリオの顔が、ひきつっている)



「隊長オオオオオ!?」



ジュリオさんのの絶叫で、朝が始まった。




ーーーーーー



「あ、やっちまった。」

俺は絶望して狼姿のまま布団に隠れた。



ーーーーーー



「お、おはよう?ミーナちゃんごめんね?

え、ええっと。だ、団長んちの……そう!わんこ! 団長、あの子がいないと不眠症で!夜泣きするんだって!!」



「……するかボケ」

背後から低音ボイスが響いた・・



「団長さん!申し訳ありません。勝手にぎんちゃんをお借りしてしまって。」

私はついぎんちゃんを守るように抱きしめた。

(なんだかよくわからないけど、この子を渡したくない……)




「ん.....!!!!!かまわん。。」



「ラ、、。いや、わんこ!!!目を覚ませ! ここは女の子の部屋!!」



「というか、ミーナちゃんの部屋あったかすぎじゃない!? なんだこの空間、癒しの巣か!? ずるっ!ずるすぎっ!」




布団に潜り、ミーナと離れがたそうなわんこを、ジュリオがむにむに引っ張る。

と、わんこ(狼ライグル)はしぶしぶ「ふー……」と深いため息をついて……無理やり引き剥がされていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ