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その獣人騎士、無自覚に私を甘やかしすぎです!  作者: 緋月 いろは
4章 日常と秘密

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63.チラつく筋肉

丼が空になり、ライグルさんは静かに息を吐いた。


「……うまかった。ミーナ、ありがとう」


そんな風に真っ直ぐに言われると、また心臓が変な動きをする。



時計を見ると、もうすぐ21時。



「っ、やば……!そろそろ帰りますね! 夜ですし、門限……!」



私が慌てて立ち上がった拍子に、コップの水が倒れて、音を立ててテーブルに広がってしまった。


一部は腰かけていたライグルさんの胸から膝のあたりまで飛んで――



見えてはいけないものが見える....



シャツ越しに浮かび上がる、鍛えられた胸板のライン……ああ、見てはいけないものが見えてる……!



「あっ、ごめんなさいっ!」

私は咄嗟に近くのふきんを手に取って、濡れたシャツやズボンの太ももあたりを押さえる。



……が、その下から透けて見えたのは、さっきよりもずっとリアルなの腹筋のライン。ふきん越しにわかる、太ももの感触。



「……あっ....そこ、拭かなくても...」

気持ち顔も耳も赤いライグルさん。



「ひゃっ……!? す、すみませんっ!」

(や、やばい、触っちゃった!!痴女じゃない?大丈夫?私!!!)




「……やばっ...俺、さっきからずっと、理性で耐えてるんだけどな」



小さく呟かれたその声に、私はまた背中まで熱くなる。



「ほ、本当にごめんなさいっ! じゃ、じゃあ、おやすみなさいっ!!」



私はもう顔が爆発しそうで、扉を開け外に出ようとして、取っ手に手をかけ瞬間、ライグルさんの手が重なった。


「……危ないから……部屋まで送るよ?」



「はいっ、、!!」



胸に手を当てて、どきどきを落ち着けようとしても、落ち着く暇がない。



部屋に戻っても、今日はしばらくは眠れそうにない気がした。


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