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第19話⑤田村拓人

「田村いいな、、、」


吉川が練習中の田村を見て呟いていた。


練習中にも攻撃陣形の中心で周囲の声を聞きながら、今できるベストなプレイを選択していた。


真面目な性格から人より勉強量も多くプレイに関するインプット量が人並み外れていた。

そのインプットをうまく情報処理し判断ができていた。


以前は田村なりに適切な判断を下しても、周囲への遠慮や迷いが出てしまい良いプレイには繋がらなかった。田村の良い子さ具合が悪影響を与えていた。


「田村、、、いいですよね」


田﨑が答えた。


「田村何かあったのかな?」


吉川が思わず疑問を口にするほど田村が変化していた。


「うーん、、、ちょっとワガママに自分の気持ちを出すみたいです」


「ちょっと意味が分からないけど、自分らしくプレイするっていうことなのかな。

だとしたらそれが田村を大きく成長させたな」


田村が認められて、自分のことのように田﨑は喜んでいた。


「プレイの理解力も高く、視野も広いな。

フィジカルも申し分ない。

今までどうやったらこんなにうまく才能を隠し切れていたのか疑問だ」


吉川は首をひねりながら1人ぶつぶつと続けた。


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