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第7話①ファン感謝祭

かとうがラジオでファン感謝祭について熱弁しているのを聞き、ファンの期待値が上がり、ハードルが上がっていることをひしひしと感じながら、

田﨑たちはファン感謝祭のためのミーティングに参加していた。


今までは運営スタッフが中心に企画を立てていたが、「日本一ファンを大切にするチーム」というスローガンを作ったので、選手も企画会議に参加することになった。


日本代表や上位リーグではない田﨑達はファンサービスに対してどこがネガティブな印象が拭えないでいた。


過去のイベントで実施した、

写真撮影会、サイン会、、、

色々な案が出ても、

自分たちとの写真なんて嬉しいのか、

自分たちのサインなんて嬉しいのか。

という話が出て、一向に決まらない。


何も決まらなかった長いミーティング終了後に、

割烹東へ来た田﨑たちは意外な人たちと出会った。

人事部の先輩村西と村西が試合中に出会ったファン仲間たちだ。以前村西がグループチャットを見せてもらったことがあったがそのメンバーたちのようだ。


田﨑が先頭でお店に足を踏み入れた瞬間、村西たちのグループから

「ぎゃあー!!!」と叫び声が上がった。

お店には幸いにも他のお客さんがいなかったが、

騒がしくしたことを大将にお詫びをして田﨑たちは席についた。


今日は田﨑、桜庭、秋野、川島というファン感謝祭の中心メンバーたちで大将一押しのすり身揚げをつまんでいた。

グループチャットでは桜庭が大人気だったことを田﨑は思い出し、


「桜庭さん。あっちの村西さんたちのグループにファン感謝祭でやって欲しいことのヒアリングしてくれませんか」

桜庭に言った。

うなずきながら、田﨑も無理矢理連れて村西のテーブルに向かった。秋野と川島も面白そうだと付いて来たので結局みんなで合流して飲み始めた。


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