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【提言2】ライトノベルとライト文芸の正式な市場把握を出来る体制に

先ほどラノベにCコードでライトノベルを初めとする市場把握をするべきとした。しかしこれではライトノベルとライト文芸の把握が出来ない。そこで独自分類を奥付に記入するんだよ。


「7093」が「ライトノベル・単行本」で「7193」が「ライトノベル・文庫本」ということを伝えた。


これを


「7093A」が「ライトノベル・単行本」

「7093B」が「ライト文芸・単行本」


「7193A」が「ライトノベル・文庫本」

「7193B」が「ライト文芸・文庫本」


と業界ルールを作るわけだね。そのうえで出版業界全体でCコードでは把握不能な「ライト文芸」分の市場把握をしてどれだけライト文芸の市場額が生まれたのかを把握するんだよ。Cコードつまり取次では把握できないけど出版社側が独自で把握できるんだ。もちろん出版社各社のルールとして行う。こうすることで本物のライトノベルの市場把握がさらに正確に分かるんだ。


何をもってライトノベルにするのかライト文芸にするのかは出版社側各自の自由だ。だってかつてはライトノベル扱いだったものが今はライト文芸扱いになってる本なんてざらにあるのだから。とりあえず広義の意味ではラノベであってもほぼ「文芸書」に近いラノベはライト文芸という表示にするんだよ。


こうすることで申し訳ないけど「ラノベ市場」の水増し防ぐ。だってしょうがない。出版社側がライト文芸という新しいジャンルを出した以上そのジャンルの正確な市場動向把握をしなくては。しかもライト文芸本はライトノベルコーナーにない事が多いのだし。


では「ライト文芸」分のラノベ市場額を引いてみよう。あくまで私の勝手で独断の推定でしかないが2023年の時点ですでに約3分1も市場額が吹き飛んでいるが本当はもう2023年の時点で本当はラノベ市場はピーク時から「市場半減」ではないのか?

※1:ライトノベルとライト文芸の違いであるがライト文芸は『流浪の月』や『膵臓』や『謎解きはディナーのあとで』で有名ですね。ちなみにこれらの作品は全部本屋大賞受賞です。

つまりラノベジャンル作品では取れないであろう「本屋大賞」が取れるかどうかが「ライトノベル」と「ライト文芸」という2ジャンルの違いと筆者はみなした。最後に個人的な意見だが「ライト文芸」はライトノベルと大衆文芸のハイブリッドジャンルと個人的に定義する。だから大衆文芸の本屋大賞の審査対象作品にもなりえるし本屋大賞を勝ち取る作品もライト文芸ジャンルから現れる。よってライト文芸とライトノベルは別物である。ライトノベルというジャンルはエンタメに全振りしているので文芸性がほぼ問われないのである。


※2:この提言は【提言1】を読んでいないと意味が分かりませんので必ず【提言1】を必ずお読みになってからお読みください。


※3:現行では市場額としてはライト文芸とライトノベルは同一の扱いで「ライトノベル」市場としてライト文芸分の売上が組み込まれています。

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