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新たな物語の音色を奏でるカンパネラ   作者: 穴にハマった猫
19/19

クラン結成と、バンガードの処女航海

今回で完結です、短い間読んで下さりありがとうございました。

 完成した新居でパーティーをする、招待客は材料提供のエルクさんにスキルをくれたジョージさん、エリの母とリリのご両親にリンは母親のみ参加、後は小人達やら妖精も参加し騒がしいパーティーに成った、何故か一部義母の会が発足してたが何故か呼んで無い、我が母が取り仕切ってたが見なかった事にした、見なかった事にした多いな…………


 なんだかんだでパーティーは終わり、最終的に義母の会はエリの母が会長に成ったらしい、そもそも母は義母ではない………何がしたかったのだろうか?

 そして大所帯に成ったし皆と話し合った結果、オレ達だけのクランを設立した、名はクラン・ブルーベルだ。


 クランのブルーは海から、街の幸せの音と言われる時計台のベルから取った、まあこの街にはベルのクランは多いが、ブルーを使ったクランは無いらしい。

 冒険者キルドに申請し、一週間で申請は受理され登録されたが、クランのトップはオレだが運営等の手続きは、街のコネクション有るリンに任せて補佐的なと副リーダーに、エリとリリに成って貰った………少々訳ありで。


 基本コアを冒険者ギルドに売るのが収入だが、たまに討伐依頼やモンスタードロップ食材を売る、何故か平然と婚約者達に紛れながら食事をするチェルさん、もう全員馴れた為に気にはしない……食べる量以外は。


 そしてバンガードで釣りをし、ヘンテコな鯛を残念な感じにした、モンスターを倒し食糧を増やしつつのんびりと日々は過ぎる、そして色々準備が出来たのでバンガードを本格稼動し、ゆっくりと航行を始めた。

 皆ワクワクして見てたが、それは最初だけで変わらない海に飽きて来る、そして自動操縦モード程度にしてエリとゆったりと海を眺めてると、バンガードの近くにブルーダイヤイルカの群れが現れ、バンガードと競争するかのようにジャンプしながら、キラキラとダイヤモンドの様に光るブルーの身体を光らせ、暫くはイルカ達を眺めながらエリと二人で居た。


「イルカ、可愛かったね」


「次は鯨出ないかな?」


「ゴクリ………」

「「!!!」」


 オレとエリはゴクリに驚き見ると、いつの間にか居たチェルさん、鯨を見るより食いたいらしいがモンスターの方は、中々出現しないし普通の鯨も生息域を調べないと無理だね。

 反時計回りで大陸周りを航海する、この航海の数ヶ月に大陸で大きな戦争が起きて、まさか帰って来てからの色々な騒ぎが大陸で起きるとは思わなかった。

 まさか聖王国とエルジルソン魔法技術国の、国家間戦争が終結し聖王国はとあるクーデターにより、終戦を迎えエルジルソン魔法技術国の勝利と、聖王国の国王達による復権により元の正常な大陸に戻ったとは。


 クーデターの首謀者の王子は、国を解放後に両親に会わずに身体を治療する旅に出たとか、某国のダークプリンスと呼ばれる男と出会い、何故か気が合い旅をしてるとかの話を聞いたのは更に未来の話し。


 そんな事も知らずに何処にもよらず、長い海上の旅をしてたが途中で、海を見てた雪だるまがうっかり海に落ちたり……


「アレは、絵里が僕を落としたのだっ!」


「私は落としてないわ、勝手に落ちたアンタが悪い」


「僕は自分で落ちたりしないのだっ!」


「「むぐぐぐぐ………」」


 なんだかなぁ~

 だが証人が居た………チェルさんだ。


「確かに勝手に落ちたよ」


「僕は嘘は言ってないのだ!」


「………確かにエリは近くに居たけど、キー君を熱視線で見てたけど何時もどうり、ストーカーの様な目で見てた」


「ちょっと、私を変態みたいに言わないでっ!」


「何時もストーカーだよね?」


「私はストーカーでは無いわ、キー君の妻だもの」


「まだ結婚してないぞ」

「妄言結婚なのだ」

「嘘は良くない」


「グッ………」


 オレの言葉にチェルさんの正論に、雪だるまの余計な一言に怒りの顔をするが、反論が出来ないので雪だるまを睨むが雪だるまは、平然としてた………何故かどや顔風に顔のパーツの並びに成ってた、器用だなコイツ。


 そして旅をしながら介護系の、アーティファクトを作り試しに母に渡すと…………


「まだ私はピンピンよ、それに私には()()()()()()()()()()()喜一」


 何故か拳骨を喰らい怒られた、何故なんだ? 将来的に使うだろう? 普通。

 だがオレは知らなかった、この後に自分の寿命と言う概念が無い肉体と知るまで。


 そして一週旅行を終え帰った街は騒ぎだった、ルーズベルス大司教は生きてた王子に討たれたらしい、その王子の姿の噂にエルフさん達の遺跡ですれ違った男が、一瞬過ったがまさかね……


 それとルーズベルス大司教は、何故かオレの故郷の国にまで戦争を仕掛ける気だったらしい。

 その理由は分からないが、日本人は全員滅ぼすのが神から指導者として、導く我が人種がとか言ってたらしいが………精神病だったのかな?

 そもそもオレの国は日本ではない、東方暁国だしオレ達は東方暁人だけどな。





 そして数年後、オレ達は結婚した………ある晴れた日にエリと結婚し、エリは父親と何とか和解し結婚式に呼べた。

 何故か号泣しエリの晴れ舞台なのに涙が止まらない義父、あと絵里の結婚式は密やかに行った、とあるあんこ馬鹿を呼びたくないとの願いから、一応花梨とも着物披露宴をしたがリリの結婚式は、賑やか過ぎる義弟達の祝福成らぬ盛大なやらかしの式に成った、まあその翌日に義弟達はリリに半殺しの刑にされてたが。


 そして新婚旅行をバンガードでし、エリとの思い出の地で少し色々有ったが、今では良い思い出だろうな………一人妻ではないが内縁の妻的な位置のリン、まあリンが望んだから仕方ないよね。


 そして世界半周辺りでチェルさんも、結婚が妻達から認められたが、チェルさんの何かが伝わり許したそうだが、食べ物の為に結婚ではなくちゃんとオレが好きで結婚ならの、条件を充たしたらしいが………君達も、お菓子目当てだったよね最初は。


 旅の途中で見聞も広げ、後に色々なアーティファクトも作ったが、介護のアーティファクトは以外に好評で低コアクリスタルエネルギーで、介護パワードスーツを稼動出来たり寝たっきりでも、浮遊ベッドで身体を動かせなくても散歩の気分を味わえたりと、それなりに貢献はしたが花梨からは何故かベッドは不評だった。


 そして子供が生まれ実家や義両親の方向や、途中で土産が有れば渡したりと楽しくも忙しい世界一周旅だ、途中変なゴブリンが現れたが花梨の式神だかで、あっさりと変なゴブリンは滅びた。


 世界一周を終えたら次は、バンガードのまだ使ってない機能を使い、サブマリーナ機能を使い海の中の旅に出た、オレ達の旅は終わらない………

 あと雪だるまは、子供達に人気だ………たまに跳び蹴りを雪だるまに放つ、軽く避ける雪だるま………だがたまに不意討ちをくらってるが。


 旅は子供達が学校に行く年齢まで、海底のダンジョン冒険や不思議な魚人族との出会い、たまにえらい目にあったけど楽しかった日々だった…………


 オレは妻達と子供達にか囲まれながら、子供達が巣立ち行くまでは長い旅を自重して過ごした、何時かまた旅をする日までバンガードは休ませた、そして子供達が巣だった日にオレ達は再び世界に旅にでる、自由気ままに旅行を再びする為に。



 完………

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