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新たな物語の音色を奏でるカンパネラ   作者: 穴にハマった猫
18/19

目標に向かって

 オレ達は先ずはモンスターを狩り、バンガードのエネルギー問題から取り掛かった、シロクマヌイグルミ的なアイスベアーと闘いは辛く、絵里が死んだ。


「喜一くん、私を勝手に殺さないで!」


「ズッコケて、顔面から雪にダイブしただけなのダァ~」


「うっさい! ヘンポコダルマ!」


「ヒドイのだぁ~」


 寒い場所だから形は保ってるが、この雪だるまは夏に活用出来そうだから、雪だるまが普通に暮らせるアイテムも夏までに取りに行こう、夏の快適性の為に。


 こうして更に素材を集めて、バンガードの必要エネルギーのコアクリスタルを投入し、普通の海域モンスター対抗用の兵器を開発する。


 異世界の宇宙船の壊れた船体から、エネルギー砲を剥ぎ取り宇宙船の金属をキューブが、再利用可能に変えて元からある塔の外周を金属塔にして、更に剥ぎ取り改造した砲を設置し更にバンガードを改良、脆い部分を補強して要らない漁船にしてはデカイ船を、解体して使えるエンジンやエネルギーはバンガードの、新しい空間に格納してコアクリスタル以外でも、防御や攻撃にバンガード内の気候維持等、工事を始めたは良いが細かい部分はやはり時間が必要、仕方なく夏までにリミットが無いので、作業を中断して雪だるまの案内で氷河に流されて、この地まで来たヘッポコ雪だるまの里に向かった。


 里絵とエリを連れ来た場所には、何故か巨大なドラゴンが居たが雪だるまが居た事により、何故か永久氷河結晶は手に入ったが…………


「武器が欲しければ我を………待て、その武器はダメだ………何か痛そうを越えて死にそうだからダメだ」


 自在剣を出したら使うなと文句を言う、だが売られた喧嘩はチートだろうが使うのが俺のポリシーだ。


「分かった分かったから、我の降参で良いかは武器を仕舞え」


「………ドラゴンの肉食ってみたかったのにな」


「我は不味いから食わないでくれ」


 仕方ないので武器をしまった、あとエリにめっちゃ格好いいと褒められてキスもたっぷりした、何か雪だるまとドラゴンが呆れたが………熱々の俺達が、羨ましいのだろうか?


 雪だるまに永久氷河結晶を渡して、ついでに絵里にも必要な武器を渡して、雪だるまの街? で宴会をした………雪だるまは酒は飲めるが、何処に口が有るかは不明だ………口らしき物はあるが、基本はそこから声も出てないし全身から出てる感じだ。


 その日はドラゴンの昔話、自慢話込みを眠くなるまで聞かされて、途中寝落ちしそうな二人を連れ先に寝る事にした、まだ長く自慢話する気満々だったけど。


 翌朝はエリの香りに目覚めた、甘い吐息でおはようはオレとエリの朝の日常に成ってる、エッちゃんが不機嫌だな………毎朝だが。


「絵里おはよう」


「…………………」


 絵里ではダメらしい………仕方ない、微妙だと思うあだ名を呼んでみる。


「エッちゃんおはよう」


「キーくんおはよう」


 何でエッちゃんなら、機嫌が良くなるのだろうか? 朝食を食べたら普通サイズの雪だるまに成ってた、雪だるまを連れオレはバンガードに戻り、作業再開し夏に成ったが完成はしない、雪だるまには夏の納涼としてもう一つの拠点に居る。 カリンはまだこの暑さが涼しい方らしい、カリンの居た異世界はこの世界より暑いみたいだ。


 リリ達と話し合い新居の家も考えながら、何故かチェルさんも参加し要望を入れながら、自分達の個室に夫婦の部屋に台所や異世界システムキッチン、改良型システムキッチンや食堂にさくにゃーの寝床部屋、大浴場等を話し合いで決めキューブに材料を入れて行く。 まあこっそりと皆にバレない様に、お菓子工房隠し部屋を何ヵ所か入れてたりする、匂いや勘が鋭い人が居るのでね。


 更に足りない材料をモンスターを倒して集める、夏が過ぎ秋に入ったがまだバンガードは完成しないが、チェルさんがサンマとうるさいので、人外の商店街の秋祭りに飛び入り参加し、チェルさんが立てなく成るまでサンマを食べたのは、言うまでもないしユリさんが、殺意の目で婚約者達を見てたがアレが原因だろうか? ユリさんが、美人だがオファーされない原因は………


 さてそんな事より減った食材を買い、鍋の食材とかも買い足したり、新たな鍋会議を開いたりして有意義な時間を過ごした。 あと小豆煮の魔女オババが板が、相変わらず怪しげな笑いをしながら小豆を煮るなよ………


 冬にやっと配線関連が終わった、動力源と防御や攻撃に移動の方が、次は住居だが年末も近く仕方なく年明けに、新居の基礎工事をする事にした、一応弟は何処かの球団に指名されてたらしく、新人一年目は一軍に呼ばれなかったらしいが、鼻っ柱をバキバキに折られたらしい、モテ期も終わったらしく二軍暮らしの弟に、見切りを付けた何股かは知らないが彼女に去られたらしい。


 シーズンオフはコーチ陣に絞られてるらしい、何故かニヤニヤしてる母からそんな話をされたが、オレの知った事ではない。 あと絵里は何故か妹に出会い頭、アッパーを食らって延びてたが見なかった事にする、一応エリが回復魔法を覚えたのでじっけ………試しに、絵里を癒すらしい………


 お正月を過ごしみかんをマッタリ食べる、全員コタツの虜に成り動けないのは仕方ない、後にチェルさんとエリ以外が阿鼻叫喚の大騒ぎに成るが。 エルクさんに再び会いに行き、絵里と婚約した事を話したら嬉しそうに、絵里を祝福したがあんこの話題を出したエルクさんは、絵里のアッパースマッシュに壁まで吹き飛んだ、痛そうだが絵里はあの残念イケメンエルフの妹、兄に肉体言語してた影響が発動したみたいだ。


 エルクさんを回復させてから、脅しぽく成ってしまったがまた流れ着いた物を貰って行く、あと新作お菓子を渡したがあんこで無いが、新作ドーナツ風ケーキに満足してたが、後にこの行動がエルクさんの人生観を変える事に成った、別に変な物を入れてないのだが、少しアップルブランデーは入れたが………それかな?


 いつの間にか戻ってたらしいジョージさんと、また話ながら新しいスキルを買って使えるかは分からないが、冒険以外の鉱石探査や資源探査の、高い技術スキルらしいが何故売ってくれたかは秘密らしい。 そして再び遺跡に行きスキルを使い、鉱石の鉱脈を探すが雪深い場所でモンスターも多い、未開発の洞窟で装備を固めてから、全員で行き洞窟攻略を始める。


 洞窟にはファンシーなメタルラビットスライム、ウサギの形をした液体金属スライムや、メタルベアー………ぬいぐるみの様な形をした金属のクマ、カリンと絵里以外容赦なく倒して行く、ファンシーさに攻撃を躊躇うカリンと絵里。


 戦力外に成った二人は回収班になり、コアクリスタルの回収をして貰う、質の悪いコアクリスタルや鉄は売る予定。 ピックやハンマーやツルハシで鉱石採掘しながら、メタルラビットスライムやメタルベアーを倒して行く。


「沢山湧いてるね」


 リリが疲れた顔で言う、リンは回復ポーションを飲み疲労を回復させる、エリはドーナツを美味しそうに食べるが、相棒のケットシーのシロに殴られてたりする、働けとキレながら。


「あんなファンシーで可愛いのに、モンスターと分かってても今回のは反則よ」


「その気持ち分かるわ」


 可愛いポーズで誘惑されるカリンと絵里、たまにそんなモンスターと戦ってるシロやリリやリンにチェルさん、やはり免疫力の差はデカイ。 休憩を終えて奥に進み大きな広場に出れば、嫌らしく立つ鉄の巨大なファンシーモンスター。 キングメタルベアーは、あざとくうるうる顔をし倒さないでアピールをするが、チェルさんは動じる事なく攻撃するが剣が胴体に弾かれる、まあ液体ではないから仕方ない。 リリがビーム刃を集束させ濃密な光の刃にし、足に斬りかかるが太過ぎて斬りきれなかった。


「太過ぎヨォ~!」


「なら私が………」


 キングメタルベアーの頭を狙ったが、出力が足りずに少し欠けた程度に弾かれた。


「そんなぁ~」


 腹に力を込めて、神速の一歩を力強く踏み込み自在剣を居合い抜きし、キングメタルベアーをあっさりと斬り倒した。 チェルさん達から不満の視線が痛い、後はコアクリスタルを回収し大量の金属回収したので、基礎工事を魔法でしてキューブから完成してる新居を出し、合わない基礎工事の地下部分を直し、半分完成したに過ぎない。


 また配線関連をして夏前に完成、そしてオレ新たな旅の始まりに新たな決意をした、そして新たなクランを作るが身内だけのクランにする気だ。 こうして長い工期を終えたがまだまだ施設は作れそうだ、それはバンガードを本格的に運用を初めてからにする。 こうして新たな目標を立てつつ、新たなステージにオレ達は向かう、此からきな臭い事が待ち受けてるが、それはその内来るこの大陸の平和の訪れを告げて居た。

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