黄金色の畑の中で
旭川にある黄金色の広大な畑。
その真ん中をロードバイクが1台走っていた。
ロードバイクがふと停まり、運転手の青年が降りた。
彼は畑のど真ん中に進んだ。何か気になるものがあったからだ。
それは案山子であった。背中に剣を背負っている。
「バイクの青年よ、畑を耕さないか」
そう書かれた看板を首にぶら下げていた。
青年はそれを見ると、踵を返してロードバイクに戻る。
青年は足元に生えた黄金色のとうもろこしに目を向けた。
青年は畑からとうもろこしを抜き取った。それを口にし、食そうとしたところで背中に気配を感じた。
案山子が剣を抜いていた。青年はとうもろこしを抱いたまま走り去ろうとする。
剣が、とうもろこしが彼を貫いた。彼は倒れ、畑に呑まれる。