フィルター
見えるものをみえないという僕。
視えないものをみえるという僕。
僕というのは どこにも 存在 しない
一人でいいんだ
いいのよ
あなたは一人で。
そうやって僕を あれは 慰み ?
それとも
ただの エゴ…かも
曇り空
曇った視界が眩む。
僕が どっちに 作用して
僕が どっちを みるかは
曖昧な部分だ
ぼやけてしまうのは 雨のせい?
それとも
涙のせい?
汗のせい?
汚れのせい?
度が合ってない?
それにしても これは鮮明な 隠しごと
これじゃあ ガラス越しであろうがなかろうが
真実を 預けられない
暗いのはレンズに色が付いているから
淀んでみえるのは色が付いているから
白黒に撹乱してる色が付いているから
だから
そう 鮮明でなきゃいけない理由もない
考えなくても いいこと
いい子
いいのよ。考えなくて。
エゴ。
たぶん
僕にはみえてしまうから
分かっている…はず
風が強くて も かまいたちはおとなしいまま
それでも口を噤むのは 僕の 意思
視えるものをみえないという僕。
見えないものをみえるという僕。
レンズのせいで にして
ぼやける ぼやける ぼやけて とぶ
存在がはたと 途絶える 暗くて
だって色が付いているから
手を覆わなくても 鮮明を脇役にして ふとしたとき
名場面を唸らせる ような
そんな いらないサービスも 僕には必要 ?
じゃないと 僕の存在しない が
固定されて
ま それはいいんだけど
いつも 僕に向けるそれを 否定というか
拒絶
してしまうと思うから いいんだけど それに媚びたいとか ないし
それに必要はないし
とか自棄にでもなってみようか としても これは曇り一つない
隠しごと と ?
レンズが割れて ヒビが入る
風が強くて
染みる 目
赤 充血
かわいい 充血がかわいい
はじめて 僕は
レンズを 真実を
外した 隠して
いいのよ。
一人で。
口癖並みに発する一言が呪文のように
僕を犯す
いつしか 一人が誇らしく
…なるわけもなく 向けられるエゴをゆるす
それくらいしか 僕は大人になれない
曇ったそれと
曇った空が 重なったときに 僕は
どこにもいない 僕は 目を覆った
この両手で
それくらいの未熟さが 危うくて 僕は
レンズを隠して
真実をまだ まだ 預けられない
拒絶した部分を エゴで慰める
それすらも
エゴ …だったりする
かも
ぼくにはみえない ぼくにはみえる
ぼくにはみえない ぼくにはみえる
ぼくにはみえない ぼくにはみえる
風が強くて レンズが割れたら それはとても 幸運
暗くて みえないのは レンズに色が付いているから
モノクロに色が付いている という僕は
なんだか
なんかさ
すごく 曖昧。
一人。
まだ まだ まだ かまいたちはおとなしいまま
木っ端微塵になるのは どう考えたって僕。
見えるものをみえる
?
視えるものもみえる
真実を
預けることが
鮮明な隠しごと
拒絶してよ
そう言ってきたのは
僕じゃない
僕じゃない 裸のまま 視界がぼやけているのは なんのせい ?