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『青い地球のヒトカケラ』

作者: 詩織





風が香り 空が奏でる


それは木の葉の衣擦れの音だったり


花たちの芳香ほうかだったりするけれど



地球が奏でる音色を


未来の子どもたちにも


届けたい。。。




君たちはこんなに素晴らしい

 

 地球の子供なんだよ………。












「なあなあ、その石

   どこがええん?」



「どこにでもあるような

    ふつうの石やん、」



「きれいでもないと思うで?」



「そやな、そう見えるかも

  知れん。」



「ふつうは、ダイヤモンドのが

綺麗やし、価値があるし、


誰が見ても、


こんな石ころ欲しい言わんな。」



「訳わからんな~」



「うーん、ムズカシな、、、」



「理由があるん?」



「うーん、うちには

ダイヤモンドは似合わんと思う。」




「そんなことあらへんがな~


あんたの首にかけてみい綺麗やから、」






「ん♪ それつけて、自分が幸せなら

ええと思うで?


うちには身の丈に合ってないと思う。」



「自分の身の丈に合ってなかったら


ダイヤモンドやて、ただの石ころやん、」




「ふ~ん、、、」



「よくわからんな~」



「うちにはダイヤモンドのが

きれいやし、価値もあるし

みんなに自慢できるし、、、」



「よくわからんな~」




そやな~


よく川の中にキラキラ光る石がある



ああ~きれいやな~って

拾って帰ると


乾いてただの石に戻るやろ?



最初は、

「 なんやただの石やった、」って


ガッカリもするんや、


だけど、めだかの水槽に入れたら、


またキラキラ輝いて、


きれいなんや~


ほんまにきれいなんや~♪




「ふ~ん、、、」




「わからんかな~」



(笑)




「置かれる場所によって、


はじめて石も光るんやな~」



「それにな~、見えてる部分だけじゃ


わからへんこともあるしな~」




挿絵(By みてみん)

黒曜石(写真は拾いです。)


※火成岩の一種。

黒緑色でガラス質。

割れ目は貝がら状。

装飾用・印材・文鎮などにする。

石器時代には矢じり・

刃物などの材料に用いた




学生時代に、


石の断面図の顕微鏡写真を見たんよ、


なんの変哲もない灰色の石の中にも


こんなきれいな世界があるんだなって、



それからかな~


こんな風に感じるようになったのは、



「ふ~ん、、、」



「まあ、あんたがいいなら


それで、ええとちゃう♪」



「ん♪」





台風の被害はありませんか?

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― 新着の感想 ―
[一言] 「青い地球のヒトカケラ」 題名が良いですね。 青い地球のヒトカケラが黒い石かよって、突っ込み入れたくなりましたけどね(笑)。
[良い点]  石ころ。  それが居場所がちゃんと合いさえすれば輝く。  たしかに……。  視点がいいですね。  で、わたしも「石ころ」というタイトルで詩を書いてみました。  自分ではうまくできた方だ…
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