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第20話 海に一人

 しばらく泳いで沖に出る。

 とは言え立ってギリギリ顔が出せる場所だ。

「塩の匂いがきつい」

 小さいが、波があるのでたまに顔にかかる。

 目はゴーグルをしているので大丈夫だが、口を開けた時顔に付いた海水の味がする。

 なのでもう少し岸側に移動する。

「ここならいいかな」

 今度は座って丁度肩の部分まで浸かる場所に座る。

「ふうー……」

 しばらくして立ち上がる。

「さて、もう一度行くか」

 そしてまた、沖へ向かい肩まで浸かるとクロールでさらに進む。


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