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第14話 狼に乗る少年

 クロウとジェシカが悪魔の大群と対峙していた所、空が荒れ雲行きが怪しくなる。


 その頃僕はナツキに跨がり浜辺へ向かう。

 振り落とされ無い様にしっかりつかまって。

「いやー、天気が悪くなったねー、ナツキ?」

 僕を乗せたナツキは足場の悪い磯部を次々と飛び越える。

「あれ、”その姿”だと喋れないんだっけ。まあどっちでもいいや、独り言と一緒だし。それにしても、今日はついてるね。一日に2人だもん。いやまだ気が早いか」

 僕は自分に語り掛ける。

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