神器集めとは
図書館に行ってみたのだが、いくらなんでも広すぎる。
いろんな人に聞きながら神器関連の本を探そうとしてみていたが、結局は見つからずに終わった。
その日は何も図書館での収穫はなかったのである。
次の日の朝、言われた通りに13番の部屋に行った。
扉を開けて入ると、6人の人物が座っていた。
「お前さんで最後か」
そう話しかけてきたのは20歳位だろうか、斧を携えた男だった。
「さあ、座ってくれ」
「おうそうだ、俺は青牙って言うんだ」
「僕はリク」
「よしリクか、宜しくな」
「さて、そろそろ説明が始まるぜ」
入ってきたのは一人のメイド。
「さて、皆様は幻想郷の外に存在する[星空の森]に神器を探しに行って頂きます」
「質問いいか」
そう声を出したのは青牙だった。
「何でしょうか」
「何で幻想郷の外に出てくんだ?」
「幻想郷で探すんじゃ無いのか?」
「かつて邪神に戦いを挑んだとき、神器以外では傷ひとつ付けられなかったといいます」
「神器を武器とする者は神器使いと言い、神器使い達は邪神封印後それぞれの故郷に帰ったのです」
「その中には幻想郷の外から来た者も居ました。なので幻想郷の外にも行かなければならないのです」
「では話を戻しましょう」
「皆様は神器集めに行っている間自給自足で生活していただきます」
「そして、もし神器を見つけられた場合もし出来るのであればそれを使って頂きたいと思うのです」
そうか……楽しみになってきたな。