出発
リク編2、始動です。
霊夢達が邪神教掃討に向かってから二時間。
ついに僕達、神器班、正式名称「神器回収・神器要員育成班」の出発の時が来た。
僕達が向かうのは星空の森。
闇の魔力が多く、少々危険な場所だと聞いている。
僕達が選ばれたのは恐らく、いや確実にゲームのステータスを持つからだろう。
この世界のレベル3000は、トップクラスの力となる。
だが、多分霊夢には及ばないだろう。
僕と霊夢では、経験の量が違いすぎる。
そんな事を考えていたら、遂に僕達の出発の時間が来た。
「リク、ボケッとして無いで、シャキッと行こうぜ」
「__青牙か」
「お前さん、しっかりしてくれんと困るぜ」
「そうだな……」
「何か心配そうだな」
青牙は僕のポケットをチラリと見ると、頷いた。
「そうか、霊夢が心配なんだろ?」
「お前心配性だな、はは」
青牙はそう笑って見せる。
実際青牙の予想は当たっているのだが、僕は声には出さない。
正直、僕の予想だと邪神教はルカの配下なんじゃないかと思えてくる。
ルカとは1日、いや半日位しか過ごしていないが、あの異様なオーラは良く覚えている。
レミリアの話を聞いてから、邪神教にはルカ位強い奴が居るのでは無いかと心配してしまう。
それに、未だに謎に包まれているサバイバルゲーム。
これからどれだけの苦難が待ち構えて居るだろうか。
僕のポケットには霊夢から貰った御守りが入っている。
あの時の霊夢の顔は、忘れられない。
絶対に生きて帰ると、僕はあの時誓ったんだ。




