源光と能力と赤紫の復讐2ー赤紫色と思考
「声がきこえたからそこへ向かったらそこに春馬が失神していたと。」
「何が失神だ!」
ここは部室。部室と言ってもホワイトボードと机あるだけの殺風景の場所である。それを隠すように、ところ狭しとお菓子が広げてある。部長こと高等部3年相尾安威がポテトチップスを食べながら聞いた。
「なんで失神してたんだ」
と、部長は聞いた。
「知っていたら事件は解決してるだろう!」
今回の被害者川島春馬が言う。
とりあえず調べにいってみよう。
さぁーてと体育館から渡り廊下を使って30秒位(?)。寮から渡り廊下を使って1分位か、何もあとがついていないし、あれだよなーただの事故だよな、
「おいおい。何か落ちているよ」
(この声誰だっけ?)
とっさに後ろを向いた。
「おわ!光かよ!びびらせんなよ!」
そこに立っていたのは源光。
彼は、俺と同じ寮の同じ部屋で暮らす同級生。
潜在能力が高く、すぐ忘れられるやつ。
(要するに影の薄いやつ)
「一瞬、誰だっけ?って思っただろ。」
なっ、何故だ!
感情にも出していないのに
(奴から見て後ろ向きだからみえていないのに…)
「あと、俺のことをよく言えば潜在能力が高い奴だと思いつつどちらかというと影が薄い奴だと思っているんだよな。」
こいつ心の中で思ってることも読んで気やがった。エスパーかよ。
「煮干しだったね!」
「?」
「あっ、図星だった。」
言い間違いがなければ完璧なのになぁ〜。
「ほら、見ろよ!この、色の着いた色素が乾いたこの跡を、」
話を変えたぞ、こいつ!
確かに赤紫色ぽい色をした色素が乾いて、その後に雑巾とかで拭かれた跡が微かに残っていた。目を凝らしてやっと見えるのに?すごい洞察力なんだろう。
絵の具かな?
いや、違う。何かが違う。
なんだろう?この色見たことあるような?




