Ep.0 約束と始まり
初作品です!!
気軽に読んでください!!
3月
義務教育を終えた15歳の少年少女が中学を卒業し、別々の道に進んでいく
そしてここにいる6人も今日中学を卒業し、帰っていた
「やっと卒業式終わったな」
「何を言ってますか?太陽は寝てたじゃないですか」
「そうだぜ!爆睡してたもんな!」
「うるせぇ!黙ってろ月光、堅!」
「全く、卒業式に寝るなんてどういう神経してるんだ」
「相変わらずだねぇ、太ちゃんは♪」
「お前らもだ!豪、渚!」
この5人は同じ中学であり同じシニアで野球を共に続けてきた間柄
朝倉 太陽
夜神 月光
柊 堅
五十嵐 豪
高瀬 渚
そしてもう一人……
「お前たち少しは落ち着けよ」
朝倉「なんだよ~銀河、お前まで」
高瀬「銀河っちも早く~♪」
この5人と同じシニアで主将を務めた銀髪の少年
天川 銀河
天川「これでいよいよ卒業か」
高瀬「うん…でも高校は太ちゃんとツッキー以外別々になっちゃったね」
高瀬は少し寂しそうな顔をした
夜神「しかし、これで会うのが最後ではありませんよ」
柊「そうだぜ、次にみんなで会うのは…」
五十嵐「甲子園だな」
柊「五十嵐!それは俺のセリフ!!」
天川「甲子園だけじゃなくても会えれば会えるだろ?」
夜神「まぁ全員違う県ですからそうなりますね」
天川は神奈川県
朝倉・夜神は東京都
五十嵐は宮城県
柊は北海道
高瀬は沖縄県
こうも全員が違う県の高校に通うことになり、甲子園でしか会えない状況だった
朝倉「じゃあ約束だな」
柊「なんだよ、いきなり」
朝倉「必ず高校最後の夏は甲子園で会おうぜ!!」
天川「まぁ当然だな」
五十嵐「うむ」
夜神「そうですね」
高瀬「たまには良いこと言うね太ちゃん♪」
朝倉「“たまには”は余計だ!」
6人が話しているうちにいつもの分かれ道にたどり着いた
高瀬「それじゃあ、ここでお別れだね」
夜神「そうですね、それでは」
柊「またな~」
五十嵐「じゃあな」
朝倉「お前ら、絶対会おうな!!」
天川「ああ、必ず勝って会おう」
全員「甲子園で!!!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あの約束から1ヶ月が過ぎ、桜が舞う4月
今日から始まる高校生活に期待をよせる1人の少年
天川「今日から高校生か」
天川はそうつぶやきながら制服に着替えていた
母「銀河~、そろそろ時間よ~」
天川「あぁ、今出るよ」
そう言いながら天川は制服に着替え終え、部屋を出た
母「いってらっしゃい」
天川「行ってきます」
これから始まる高校生活、出会い、そして友との約束
その結末は
あの夏だけが知っている
まずEp. 0終了!!
できるだけ定期的に投稿します。
どうかよろしくッス!!