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二百文字に灯る愛。

華(二百文字小説)

作者: もぃもぃ

華がちる。



 


 わたしを、つれていっては、呉れないか


 御前が其う 望むなら





かなしくて、前がみえない。

うれしくて、尽きて仕舞いそう。



 とけて、仕舞いそう



 此の世の華が果てようとも 

 御前は 我が 咲かせた 華

 此の世に在らざる悦びを

 此の世のはての うたかたを

 知った華

 我  の  華





花は なにが終れば 華でなくなる。

華は  どこへ  ゆく。



 悦びの 華

 咲かすは 我

 散らすも 我


ゆるりと、手がのびる。

ゆっくりと、わらう。

目を、とじれば。




ちったのは、わたしか 華か。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。 私も時代は明治頃ですが、想像したのは少しホラーに走ってしまうのですが、丑の刻参りの女性です。 こんな素敵な小説なのに変なたとえでホントすみません。でも、一番最後の文でそう感じ…
[一言] こんにちは。 愛娘を嫁にやる明治大正あたりの父親をイメージしつ読ませていただきました。 「華」という字は単独で使うと雅で情緒とちょっとレトロな雰囲気もある気がして、とても好きな単語です。…
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