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盆の宵

自分なりに頑張った!

意味不明だと思いますが、リズムがいいように書いてますから、リズム重視で読んでいただいて構いません。

ごめんなさい。


赤提灯をぶら下げて

おぼろな道は夜闇に沈んで

ただ足先を明かりが照らせば

ケタケタ笑う下駄の音に

暗い岸辺の葦の葉が

ともに歌うと申すので

赤提灯を振ってみて

ゆんと拍子をとってやる


高い子供の歌声が

もう鳴かぬ蝉の歌を

消してやろうと上塗りし

遠くの彼岸に響くので

向こうの岸の青白いお人が

そらあの星に届くかなといいますもので

ぎゃんと一鳴き子供が歌えば

まだ空の明かりは一つも消えぬ


ほら瓦のあの黒さ

まだ塗れると申す漆塗り

さらに黒くすると申しても

日の光が眩しすぎると断るが

なぜ眩しいと募るばかりで

去ろうとせずに居座ると

仏壇の方から声がして

金塗りの目が眩しいんじゃともの申す

ギャッと逃げ去る漆塗り

仏様はほほ笑んでおるが

と話おると

溶けおる闇の端を行く

子供がこちらに逃げ帰る

ただ盆帰りの話し


もう歌の根も枯れ果てて

子らの怯えが芽吹きおり

ただ吹き去る温風に

怯えるしぐさで腕を抱くが

拍子に揺れる赤提灯に

また怯えて泣きだすと

向こうの岸のお人が困り

こっちへおいでと手招きす

ただ向こうに飴はありますまいに

こちらは飴をもちおりますと断ると

お人はさわと消え行った


赤提灯を握る手の

なんと生白いことでしょうと

隣の子供はそう言うが

子供の頬の白いこと

子供はわかっておるのかな

我が身体の冷たさと

向こうの岸辺のお人の白さ

向こうの岸辺の青い火は

所詮鬼火でありましょう

ただ解せぬは向こう岸

鳴かぬ蝉の音聞こえおり

蛍の明かりもちと見える

白い地面の染みとなりおる

赤い花は彼岸の花か

ちと早すぎると声をあげるが

向こうはそうかと思い直すも

ならば仏の前の花

早咲きの赤い花にせねばなるまいと息を吐く


赤い提灯揺らめいて

握る手の汗生ぬるく

腕に巻きつく子供らの

体温ばかりが温かく

生白い我が手の甲を

眺めやろうと伸ばし見る

足先の明かりのおぼろな事

ただ人の夢のごとしかな

今日は盆

儚と書くが人の夢と読む

人魂はただ儚

ならばうつつと見た

夜の狐のまつりでないか


墓の前に跪き

ただ哀れと申す子らに

ちょいとたしなめ我が願い

聞き届けよと目を閉じる

ただ子らの安全と

ただ子らの安泰を

赤提灯がゆらゆらと

盆の宵の道のこと

わかりにくかったと思います。

ほんとにごめんなさい。

ただお盆の雰囲気って好きだなぁと思いまして、勢いで……。

反省はいっぱいしてますが後悔はない!

もっと詩が書きたいなぁ。

呼んでくださってありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] わらべ歌みたいな感じがしました。
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