02 光魔法を極めろ ~初めての技『光鉄槌(シャイニング・マルティネーテ)』~
お久しぶりです。少し忙しい日が多く更新が空いてしまいましたが第2話のスタートです!
少しだけネタバレすると、オタクくんのオタクパワーがルシアンを救うことに!?
オタクくん…。この世界にいたら無双できるんじゃない!?
ル「さて…。僕の属性が光属性であることが分かった以上、魔法の開発に専念しなければ!」
ラ「ルシアン様~。おはようございます!早速今日から魔法の練習をするんですね?」
ル「うん!光属性はわからないことだらけだからね。早いとこ自分のものにしなきゃ、いざって時に誰も助けることができないからさ。」
ラ「ルシアン様…♡」
ル「さて、先ず最初に光魔法といえば回復系の魔法だよね。これを使いこなせれば怪我した際に便利だし。早速やってみますか。とりあえず、昨日家の庭に怪我をした犬?狼?的な魔物が迷い込んで保護しておいたからそれで試してみるとしますか…。」
ル「えっと…。回復と言ったって僕がいた日本では速攻治るような医療は発達していなかったし。時間を費やして傷を治していくから…。その治る過程をイメージすればいけるかな?」(心の声)
ル「『ヒール』おぉ!?傷が塞がっていく…・これが回復系魔法か!あっちの世界にも魔法があったらな…。」
?「クゥーン!」
ル「あははは、よしよし。今回の実験台になってもらったお礼に、お前に名前をやろう!」
?「クゥーン?」
ル「そうだな…。犬のような可愛さに狼のような姿だからな…。よし!今日からお前は『ルナ』だ!」
ルナ「ワォーン!」
ル「気にいったみたいだな。よろしくなルナ!」
ルナ「クーン!クーン!」
ル「さて、回復魔法は覚えたし、次は…」
ラ「ルシアン様大変です!西の方角から邪悪な魔物の気配がこちらに向かっております!」
ル「なんだって!?住民の避難は!?」
ラ「既に済んでおります!」
ル「今日はあいにく父上達は国王陛下の緊急会議に参加しているからまともな兵もここにいない…。
仕方ない!ラナ。前線には僕が出るよ!今屋敷にいる者たちをかき集めて!」
ラ「ふぇ!?ル…ルシアン様がもしお怪我でもなさったら…。」
ル「危険が承知なのはわかっているけど、このままじゃいずれ被害は大きくなるだけ。領主の息子がここで逃げたら一生後悔する!」
ラ「ルシアン様…。わかりました。今すぐ動けるものをかき集めて参ります!」
ル「頼んだよ!さて、先ずはその魔物が大体どこに居るのか調べないとな…。そういえば、オタクくんが好きだったアニメに敵の居場所が分かる魔法を使っていたような…。とにかく緊急事態だから練習している暇はないがやるだけやってみよう。『探査魔法』出来た!?奴の居場所がわかったな。」
ラ「ルシアン様!準備が整いました!」
ル「よし!行こう!」
こうして、魔法の練習をしていたルシアン・カルサイトは突如訪れたトラブルを解決するために魔物を討伐することになってしまった。しかし、これは絶好の機会だとルシアン・カルサイトは考えており、異世界で初めての魔物討伐に胸が高鳴っていた…。
魔物「ウォォォォォォォォォ!!!!」
ラ「ルシアン様!魔物が姿を現しました!」
ル「うん…。てか…思ってたよりもサイズでかいな…。見た目が凄い猪なんだけど牙でかすぎやろ!?」
ラ「ルシアン様!ここは私たちが前に出て対処いたします!」
ル「待って…ここは僕が出るよ…・少し試してみたいことがあるからさ。ラナ達は防壁が突破されないように援護をお願い…。」
ラ「…。わかりました…。ですが、無茶だけはしないで下さい!」
ル「わかったよ。」
ル「とは言ったものの、どんな攻撃魔法を使えばいいんだ?あいつを倒せば食えそうな気もするよな…。とりあえず斬撃系のものはやめておこう。となると…。やっぱり素手で殴るほうが確実に身を傷つけずに済むよな!よし、ここは親友のオタクくんの力を借りるとしますか。オタクくんは異世界系アニメのキャラクターで好きなのが拳を使う火力に長けているキャラだったよな?それを参考にして…光魔法と拳を掛け合わせるようにイメージを…。あ…そういえばこのキャラの特徴としてよく”裁きの鉄槌を下してやる!”とか決め台詞はいてたな。それもしっかりとイメージに加えて…。」(心の声)
ル「くらえ!『光鉄槌』」
無数の拳が魔物を襲い、最後に頭上から光の拳が鉄槌を下す…
ラ「す…すごすぎませか!?流石ルシアン様です♡」
兵1「な…あれがまだ三歳の子供の力だというのか!?」
兵2「流石ルシアン様!」
ル「ふぅー…。こっちは終わったよラナ~」
ラ「お疲れ様です!ルシアン様♡ この魔物を如何するつもりですか?」
ル「とりあえず民に分け与えようと思う。これって食えるよね?」
ラ「もちろんです!そしてルシアン様はなんてお優しいのでしょう♡」
ル「ラナ至急民を集めて今回のことを皆に説明しようと思う。至急場所の手配を」
ラ「お任せください!ルシアン様。」
こうしてあっさりと魔物を討伐してしまったルシアン。この一件は後に、オーロラ帝国の国王にも知れ渡るのであった。
民「流石ルシアン様!まだお若いのにこんなにも立派な人柄!加えてその魔物から手に入る貴重な肉を我々に分け与えてくださるとは!何と心の広いお方!ルシアン・カルサイト万歳!」
ル「民の皆。まずは皆が無事で何より。今日は皆にこの魔物から採れた肉をくれてやるつもりだ。民が幸福であれば僕も嬉しい!好きなだけ持って行ってくれ!」
ラ「ルシアン様。良かったのですか?」
ル「うん!正直、これだけ多いと流石に食いきれないからね。余るなら民の皆に分け与えれば、皆嬉しいだろ?」
ラ「そうですね。」
ル「今日は思わぬ収穫もあったし、これで皆が幸せならそれで十分だよ…。」
ラ「ルシアン様…♡」
ル「さぁ、ラナも一緒に肉を食べよう!」
ラ「はい!ルシアン様!」
新たな光魔法を手にしたルシアン・カルサイトは魔法の練習をしていたら当然魔物を討伐することに。
そして、民を思いやる気持ちを三歳の頃から持ち合わせているとは…もうできる領主様ですな。
次回 03 突如の来訪!?~国王の次女、求婚迫る!?~




