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慢心ダメ絶対

この物語はフィクションです。実際の出来事とは関係はありません。

その他、実在の国家や人物とは一切無関係です。

 MO作戦いわゆるポートモレスビー攻略作戦は双方の痛み分けに終わった。


 結局のところ日本軍はポートモレスビーの攻略に失敗したのである。


 珊瑚海海戦で米空母レキシントンとヨークタウンを沈めたが、日本側も祥鳳が沈没し翔鶴と瑞鶴が損傷してしまった。


 翔鶴と瑞鶴が爆弾命中により着艦不能に陥った事により、航空隊は海上への不時着を余儀なくされる。


 甲板に爆弾が命中した事により艦載機が失われ、更に不時着によって無事な機体は全滅してしまう。


 このような大損害を前に司令部は撤退を決定し、MO作戦は失敗に終わったのだ。


 この出来事はミッドウェー海戦にも大きな影響を与える。


 まず翔鶴と瑞鶴が損傷したことにより二隻がMI作戦に参加できなくなってしまった。


 飛行甲板に複数回の爆撃を受けたことで、二隻とも大規模な修理を受けなければならない。


 また航空隊の損耗も激しく全滅に等しい状況にあった。


 海軍は珊瑚海海戦の戦訓から機動部隊に戦艦を随伴させることを決定し、金剛型四隻を機動艦隊に随伴させた。


 これは大和型戦艦が四隻建造され、大和と武蔵が主力部隊内にあったからできたことである。


 ソ連とアメリカへ睨みを効かせるため、扶桑と山城はベーリング海から動かす事が出来ない。


 同じく大和型の信濃と土佐も本土防衛の観点から動かす事ができなかった。


 そのため使える戦艦は大和・武蔵・長門型・伊勢型・金剛型のみであり、普通なら貴重な戦力である金剛型を引き抜きたくは無い。


 しかし大和と武蔵を第一戦隊におくことで長門型を第二戦隊に、伊勢型を第二艦隊に回す事ができた。


 46cmを搭載する大和型戦艦だからこそ、長門型と伊勢型の空白を埋める事ができるのである。


 機動部隊の空母は四隻であり一つの空母に戦艦が一隻付き、米軍の空母が二隻である時点で結果は目に見えていると海軍は考えていた。


 作戦の準備はできているが現地で何が不足するか分からない以上、必要がありそうな物を用意したいが限度はある。


 そんな折に「海水ろ過装置の故障で、飲料水不足」というミッドウェー島からの通信を傍受し、海軍は暗号で「ミッドウェー島は真水不足、攻撃計画はこれを考慮すべし」と艦隊に通達した。


 これでミッドウェー島を占領して、水が不足することは無くなったから一安心である。


 米空母サラトガも未だ修理中である事が分かっているし、負ける要素はないに等しいよね?


 だって日本の機動部隊は浅い真珠湾で雷撃できるくらい練度が高いんだから大丈夫でしょ……多分。

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