2/2
まっしろしろ?
私はぼんやりと目を覚ました
真っ白い世界にたくさんの人骨が無造作に積み上げられて
地平線のかなた?まで広がっていた
ふっと横向きの私の顔から見える手は真っ白な人骨
理科室で見るアレ…
体をまさぐっても肉の感触はない
これが私の体と認識できるが、驚きも何も感じなかった
何もない空間からにゅっとその手が出てきて
私をそっと優しく掴むと景色は薄暗くなった
「…ああ、愛しいフィリア、君は人骨でも美しい…」
私の額にキスを落とし、黒髪の青年は私を抱きしめた
『あの~…あなたは誰ですか?』
ぎこちなく首をかしげながら、私は心で思った
青年は黒い目を丸くして驚いたようだ
「フィリア?意識がある…?」
彼は私をふかふかの椅子に座らせ、手の甲にキスをした
「ああ!奇跡だ!何体の実験をしてもスケルトンしか出来なかったのに!フィリアが返ってきた!」
黒づくめの彼は私を中心に喜びの舞をくるくる踊る
「ああ!君を元の美しい姿に進化させないといけないね!このダンジョンにもっともっと人間を招いて、狩って狩って狩りまくろうね!」
そう言うと彼は何もない空間を広げて、中にいたスケルトンを次々と出していった




