帝釈峡
ある時、たまたま立ち寄った本屋さんで、目についた雑誌を開きました。
見開きのページでその大型バイクに目を奪われました。
元々バイク乗りではありましたが、当時の免許証は、普通自動二輪。大型には乗ることができません。
が、元々、大型バイク、特にハーレーダビッドソンには興味があったのです。
映画好きなので、ハーレーが出るシーンを何度も目にしてきたので、憧れですね。
ニコラス・ケイジ主演のゴーストライダーの、あのどくろのバイクとか、いいですよ。
エクスペンダブルズ3のシルヴェスター・スタローンの乗る、めっちゃ前輪前に出したやつとか。あれ?あれもハーレーですよね?
キャプテンアメリカで、キャップが振り回すバイクも、ハーレーです。
映画でよく使われるバイクと言えば、もう一つ。Ducatiです。こちらはミッションインポシブルで毎回と言っていいほど出てきます。
ドゥカティはスポーツタイプ。ハーレーはアメリカン。乗る姿勢から違います。
私はドゥカティよりもハーレーでした。
雑誌でほれ込んだ私は、一念発起し、教習所に通うことにしました。そして、その足で、バルコムハーレーダビッドソンというハーレー専門店へ駆け込みます。
まだ免許もないのに、雑誌で見たあれがいい、あの色がいい!と、予約!
免許がいついつ頃になりそうと言うのに、その一週間ほど前に納車可能…早すぎるわい!
まあおかげで、免許取ってすぐに、お店から乗って帰ることが出来ましたけどね。
250ccからの乗り換えだったので、その馬力に圧倒されます。小回りの制御が利かず、さっそく立ちごけ…。
それでもアドレナリン出まくりで、休みの多い時期だったことも相まって、一週間で700km走破。初回点検が一週間で可能という事態に。
ある程度慣れたころに、ツーリングです。
この記念すべき初ツーリングの行き先が、帝釈峡でした。
教習所で免許を取るとき、教官の一人と、免許取ったらツーリング行こうということになって、ご一緒していただきました。
帝釈峡というのは広島県東部の景勝地です。広島県庄原市東城町と神石郡神石高原町にまたがる国定公園。まあ、ちょっとした渓谷ですね。
やはり紅葉の季節が一番いいかと思われますが、ツーリングで行った時期は、梅雨明けだったと思います。
福山市では渋滞でも有名な182号線で東条へ向かう、オーソドックスな道順です。迷うことなしです。
この道は中国自動車道への接続道路にもなっています。
町中から次第に山に入っていくかと思えば、右に左に大きく蛇行する山道に突入。
そこからがまた長い長い。
帝釈峡への曲道は東条インターチェンジのすぐ手前なのですが、インター入り口まで一時間半ほどかかったでしょうか。
教官がプライベートで色々教えてくださりながら北上。ここでは言えないことも…(秘密です。書きませんよ?フリじゃないですからね?)
そうそう。単独走行ならともかく、二台以上のバイクで走るときは、車線の中で、右寄り、左寄りに、交互に分かれて走ります。
いざという時に前のバイクに追突しないためと、信号待ちの時に間を詰めて停まれるため、さらに、走行中の車間が無駄に広がらないようにするためもあります。
最後のものは、あまり車列が長くなると周りを走行する車に迷惑がかかるのですよ。そのためのマナーみたいなものですかね。
車列に関しては、今度別の行き先で、数十台で行ったツーリングを題材にした時に書くと思います。
この辺りのことはすでに心得ていたので、先導する教官と反対側寄りで走行しました。信号待ちは、二台並ぶようになります。この時が少ない会話の機会ですね。通信装置など使っていませんので。
緑豊かな山道を永遠と走っていくと、川沿いに出ます。当時はそこまで感じませんでしたが、私、川沿いを走るのは好きなのですよ。四国で川沿いを走った時は…あ、これは別の機会にしましょうね。はい。
なんにせよ、私はテンション上がって川の流れを横目に走るわけですよ。
道はそこそこ綺麗ですので、非常に走りやすい。初心者にはもってこいかもしれません。広島県福山市近辺在住に限られるかもしれませんが。
長らく走って、やっと大きな案内看板のある所に出ます。案内看板の後ろに高架道路が横切っています。これは中国自動車道です。
三原、上下の案内方向に、別の白い看板に休暇村帝釈峡の案内が。ここを案内方向、左へ曲がります。
意外と整備された幅のある道です。途中、車幅の狭い、昔の道もありますので、出会いがしらの衝突には気を付けましょう。
ホテルがちらほら見えてくると、間もなくです。ホテルと言っても、別荘というか、まあ、こじんまりした感じのところです。
トンネルを抜け、橋を渡ると、右手に帝釈峡の遊覧船乗り場があるので、そこを右へ曲がります。狭い道ですが、ここを抜けると、駐車場があります。駐車スペースはそれほど多くないので、紅葉シーズンなどの人が多そうなときは、離れた駐車場に停めるべきでしょう。
さて、初めてのツーリングは、この駐車場へ行ったはずですが、記憶にありません。料金がかかったかどうかも、もちろん覚えていません。はっはっはっ(笑ってごまかす)
実は帝釈峡、立て続けに三度ほど行っています。
私が通ったことのない道ですが。182号線を北上し、中国道の下をくぐってすぐの信号。先ほどはこれを左折しましたが、直進してもいいです。
その先の突き当りで左折し、県道23号線に入れば、帝釈峡の北側に出ます。案内看板は、上帝釈、ですかね?
ひたすら県道23号線を走ると、駐車場や帝釈峡の案内も出てきます。
帝釈峡、雄橋の案内に従い、左へ。狭い道を抜けると、駐車場です。有料だったと思うのですが、料金は覚えていません。あしからず。
今もあるのかは分かりませんが、私が行った当時、この駐車場から馬車が出ていました。もちろん有料ですが、お馬さんのオケツを眺めながら進むのも、乙なものですよ。
どでかいものをひねり出してくれた日には、少々驚きましたが。
え。バケツで受けるんだ…。ああ、馬糞を下に落とさないための配慮ですか…。なるほどぅ。
小さな洞窟もいくつかあり、散策、避暑にもなるかと思います。
ちなみに三回目に来た時、この北側の駐車場に停め、馬車に乗りました。そして洞窟を回り、遊覧船の乗り場まで歩きました。
遊覧船に乗って一休憩し、再び駐車場へ歩いて戻りました。
四、五時間歩いた、はずです…。途中で後悔しまくり。
歩くのはほどほどにしましょう。




