【第二章】第三十部分
「なんだこれは?」
『後輩メイドの指導者として認めます。煮るなり、焼くなり、妬くなり、ゆりゆりするなり、好きにしていいです。二ヒヒ。』という内容である。
「これじゃ、あんなたちは、れらのパシり、さらに性奴隷的な感じすらするでちゅ!」
「そういうことだよ、お姉ちゃん。だからわざとあたしについてくるようにしてたのよ。にひひ。」
「あたいらはまんまと罠にはまったのか?」
「そういうことだよ。でも今からもっとひどいことにハマるんだよ。にひひ。」
「れら、まるでメイド長みたいでちゅ。」
「あんな年増と一緒にしないでよ。でも今まで家でやらされてた分ぐらいはお姉ちゃんたちにお返しするからね。にひひ。」
「これじゃあ、主客転倒だよ!」
「ほらこのモップ持って、廊下を掃除しなさいよ。」
玲羅は身長差のあるふたりに大小のモップを渡した。
「この長い廊下をふたりでやるのでちゅか?」
「それは違うわ。」
「よかったでちゅ。ほかにもメイドさんがたくさんいるから、みんなでやれば早く終わるでちゅ。」
「違うと言ったでしょ。ふたりだけでやるのよ。」
「それじゃ約束が違うだろ!」
「約束なんかしてないし。違うというのは人数だけじゃなく、掃除面積のことよ。」
「れら。まさかとは思うけど、ここから先はコワくて言えないでちゅ。」
「よくわかってるじゃない。そういうことだから、徹夜で頑張ってね、お姉ちゃんたち。そうじゃないと、ヌヒヒ、が待ってるわよ。ほら。」
玲羅の3メートル後ろで、メイド長が口に指を当てるという物欲しそうモードで待ち受けしていた。
結局、杏名、理世は朝までかかって、屋敷中をふたりだけで掃除した。




