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戦う者

(みてくれているもの好きの人なんていないだろうけれど)今回はのらりくらり適当に書きました。多分どっかで破錠している点があるかもしれませんがそこは気にしない方向でお願いします。もし見てくれている方がいたら。更新時期が遅くなって本当に申し訳ありませんでした!!今回も拙い文章が許せるという人だけこの先をご覧ください。

新種のゾンビを倒したことにより浮かれていた俺だったが、アイの元に戻ると、言葉を一切発さず喉元に剣を突きつけて来た。

「あのー、アイさん?ちょっとこの剣はなんの剣なんでしょうか。めっちゃ喉元に近い位置にあるんですけど。」

アイはゆっくりと答えた

「さっきゾンビに噛まれとったじゃろ?うちらのルールじゃの、ゾンビに噛まれてしまったのなら、噛まれたものは排除せないかん。じゃけ、ウチノ君には悪いけどここで死んでもらうで。」

あ、これあかんやつですわ。アイの目は座っている、というよりゾンビを前にした時のちょっとイっちゃってる目をしていた。

コンマ一秒。その瞬間でさえも俺の命を奪う冷酷は、喉元にあてがわれて行く。死を覚悟したその時。

「アイ、そこまでだ」

との声とともに、アイの手から剣が吹き飛んでいた。

声の主はブロンドのもじゃもじゃな髪を持っているやつ。

「そいつは俺が拾ったいわば所有物だ、勝手に殺してくれるんじゃない。もし処分が必要になったのなら俺が直々に行う」

ありー!?俺って人間として見られていないのかなぁ。もしそうだとしたら、ミラに俺はこき使われることになるぞ。そんなことは願い下げだ。

「まあとにかく、そいつの生殺与奪は俺が握っていると思ってくれ。だからお前にこいつを殺す権利はない。」

とミラが言い放ち俺はツリーハウスへと帰ることになった。

よくよく考えたらこのツリーハウスはかなり俺に甘い設定になっている気がする。

普通ならこんな辺境に生えるのはバオバブの木ぐらいしかなさそうなものを、丈夫な、ただなんの木かわからないのだが丈夫な気が育っていた。

 ミラにこの木が一体何なのかを聞いてみたが「知らん」の一点張りで通された、つーかもうちょっと自分が住んでいるところにくらい気を配ろうよ。

 しかしよくよく考えてみるとミラは俺に抗体があると見抜いているのだろうか?俺でも理解するには3日ほどかかった。そもそも、俺は今さっきかまれた時以外の傷はしっかりと隠していたからばれるわけがない。ただ、そこについてはあまり考えないようにする。そうじゃないと頭がこんがらがりそうだし。

 ただし、一週間もしてくると不自然な点が浮かんでくる。

 まずはここに生えている木についてだ、ミラは知らぬ存ぜぬを貫き通していた。ただ、俺はこれには裏があるのではないか?そこについてミラを問い詰めようとしたその時。ドアが大きな音を立てて開いた。

 「おい!いきなりでわりぃが迎撃準備だ!」

 と筋肉モリモリマtt...じゃなくてイッサの怒号が飛んだ。

 その怒号と同時にミラは剣を持ち、アイはナイフを持ち、俺はそこらへんに放置されていたメリケンサックを持ち外へと飛び出した。

 降りた先にはおびただしい数のゾンビども、ただし全員結構腐っていそうなのでだいぶ安心している。

 ミラとアイはすでに先制攻撃をかけている。俺も負けるわけにはいかないのでそれに続く。

 二人に追いつくために疾風になる。しかしその行く手はゾンビによって阻まれている。それならばとまずは目の前のゾンビにメリケンサックでボディーブロー、そこでひるんだと思ったのですかさず顔面に二撃目を入れる。その攻撃が顔面にクリーンヒットした手応えと共に、濁った赤黒い血がべったりとメリケンサックとそれを持った右手に付着した。

「うえ~、きったねぇ。あいつらよくこんなん全身に浴びて置いて平気だよなぁ。」

 と、視線の先にあるのは悪鬼のように戦場を食らいつくしているミラと、怒れる竜のように暴れまわるアイの姿があった。

 自分の右を見た瞬間ゾンビがとびかかってきた。それに俺はなすすべもなくかまれてしまった。

 しかし、今までの経験上俺は感染しないということが分かっていたので腕に歯が食い込んだ痛みに耐えながら。

 「アディオス!John Doe!」

 との言葉と共にメリケンサックを噛んできたやつの頭にねじ込ませた。その時に脳の一部と思われるものも飛び出た気がするがまあ関係ない。つーか、やっぱりねじ込んだ時に出てきた血が汚い。

 「っと、やっべぇさっさとあいつらと合流しないと。」

 ともう一度疾風に身をやつし二人と合流した。

 「おい、ミラ!俺が助けに来てやったぜ!」

 「誰もあんたの助けなんか読んでいない!」

 「まぁまぁミラ、折角助けに来てくれたんじゃけ好意を無駄にするわけにもいかんじゃろう?」

 と怒鳴りあっているうちに周りをゾンビに囲まれてしまった。

 「おーいミラ、どうも俺たち、囲まれてしまっているみたいだぞ~。」

 「あっそう、じゃあ感染しないお前が突っ込んで来い。」

 「人の扱いひどくね!?」

 と俺のちょっとした抵抗むなしく俺はゾンビの軍団の中に放り込まれることとなった。

 ゾンビたちの中心に来た時

 「あっ、どうも~」

 と現実世界のように流そうとしたがそうはいかない。

 ゾンビはやっぱりとびかかってきた。

 「やっぱり臨戦態勢ですよね~!?」

 どうも俺の生死をかけた戦いその一はここに切って落とされることになったようだ。

今のところアイとのからみを優先するか、ミラとの絡みを優先するか迷っています、もしご意見いただければ、レビューのところにお願いいたします。

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