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誰か為に肉球はある  作者: 火水
8/13

番外編 暮らし3

僕は、ここに来て、のんびりしているので色んな事を気にしない

肉球を触られてもそうだ

「ガサガサしてない?」

おねいちゃんが言う

「ガサガサだね」

サワサワサワサワ、肉球を触るおねいちゃんとお母さん


「ここ!ここ割れそう」

うん、それはね、もともと…


TVで何か流れたみたいだ

痛そうなCM


慌てて

『猫の身体にいい、カサカサ肉球の薬って?』

『いや、まってる間にパカっと割れたら?』

『痛い〜!』


おねいちゃんとお母さんがおかしい


『これ、ワインより高いやつ、あと残り少し』

『いいと思う』


塗り塗りヌリヌリヌリ


僕の肉球は、油で包まれる


『少なめで、馴染むように』

『そうね、ベタベタしないように』


塗り塗りヌリヌリ


僕の肉球は、いつしかフニフニのピカピカになった




ある日、お母さんが叫ぶ

「大変!この子の乳首がもげそうだわ!」


「まるで、角栓が抜け落ちるみたい!怖い」


おねいちゃんとお母さんが、僕の乳首に、オリーブオイルを塗り塗り


「乳首脱落阻止完了!」

「ミッション、コンプリート!」




僕の乳首は、大丈夫だ

だから、この2人がお腹を触るのを許す





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