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誰か為に肉球はある  作者: 火水
12/13

番外編 暮らし7

「あかんあかんあかん〜!」

お母さんが、僕の異変に気付いたようだ


「ハゲてるハゲてる!」


僕のお気に入りの首輪は、僕とは合わなかったようだ


僕は、首輪が嫌いではない

首輪はチリンチリンする鈴が付いていて、この音が僕の存在を確認してくれるみたいで

嫌いじゃない

だから、首輪を失くしても、又付けてくれるのを待っていた


僕は、とても大きい

普通サイズでは明らかに合わないのだそうだ


新品の首輪は嫌いじゃない

買って来てくれた首輪も

「これ、小さいかもしれない」

と言いながら、頑張って伸ばしてくれているお母さんの横でずっと待っていた

「嫌なら嫌で、お外行かんのなら、付けやんでもいいのよ」

と、お母さんは言っていたけど、僕はずっと待っている

僕が1人でいた事の方が、多分寂しい

首輪を失くしても、怒られる事はなかったし

新しい首輪も嫌いじゃなかったのだけれど…


お母さんは慌てて、首輪を外し

数日後には、新しい首輪を付けてくれた


柔らかいけど、鈴は大きめ?


つけ心地は良いのだけれど…


深夜、身繕いしてたら、アガッと下顎に引っ掛かった

鈴の音の異常に気付いて、お母さんが起きて、すぐに外して

長さを調節してくれた


僕は、この首輪も好きだよ

と、しっぽをプルプルさせた

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