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おじさんゾンビ

「あっ、あのー、すいません!」


おじさんゾンビにちょっと離れたところでゾンビ少女はおじさんゾンビに話しかけてみた。



急に話しかけられたおじさんゾンビは驚いたみたいで辺りをキョロキョロし始めた。そしてゾンビ少女を発見して近寄って来た。


「君…意識があるの?」


おじさんゾンビは少女にそう話しかけた。


「はい、あります」


ゾンビ少女はそう答えた。


「そっ、そっかぁ、俺以外にも意識があるゾンビがいたのか…」


おじさんゾンビはそう言い何かを考え始めた。


「あのー、もしかしておじさんも3時間くらい前に意識が戻ったんですか?」


少女ゾンビは気になって聞いてみた。



「なんでそんな事分かったの?君の言う通り3時間程前に意識を取り戻したんだよ」


おじさんゾンビはそう答えた。


「やっぱり… あの〜、私達も3時間程前に意識が戻ったんです」


ゾンビ少女はそう言った。


「私達も?他にも誰か意識を取り戻してる人がいるの?」


おじさんゾンビはゾンビ少女にそう聞いて来た。


「はい… あそこにいる男の人も意識があるんです」


ゾンビ少女はそう言い、意識がある若いゾンビ男の方を指差した。少女ゾンビが指差した方をおじさんが見て驚いた。



「あっ!あいつは!」










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