第60話 惨敗
皆様、少し遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。
…………………………。
えーっと、遅れて申し訳ありません。年末年始忙しかったり、どうぶつの森やったり、絵を描いたり、どうぶつの森やったり、どうぶつの森やったりしてました。
正直、これの事忘れてました…………。
これからは今まで通りに更新できるよう努力します。
今まで通り…………できるかなぁ?
「…………なぜだ?」
ジェルスが二人にたずねた。
「………………簡単だよ。世の中にいる人間はお前等みたいに良い人間だけじゃないってだけさ。」
ディスターが静かに答えた。目線をこちらから少しそらした。
「本当に、それだけなの?」
メレンの問いにサーリッシュが答えた。こちらもどこか後ろめたそうな印象を受けた。
「そうよ。あっちの世界にも犯罪を犯す人がいるでしょ?あたし達もそれと同じ。ただ、ちょっとだけ規模が大きいだけ。」
「嘘よ…………。世界の破壊なんて、ただの悪人にはできっこない。それに、貴方達からは何か、後悔みたいなものを感じるの。もしかして………過去に何か……………。」
ここでディスターが口を挟んだ。
「そんな事はどうでもいいんだよ。オレ達の過去がどうであろうと。どんな過去でも今、オレ達とお前等は敵だ。それ意外に、何か必要か?」
「今、お前等は…………満足してるのか?異世界を破壊なんて…………。」
俺の言葉をサーリッシュが遮った。
「うるさいわね。アンタ達にあたし達の何が分かるっていうの?あたしがどんな思いをしたか、アンタ達に分かるの?」
「……………。」
「…………おしゃべりはこれくらいにしましょうか。さぁ、始めましょう。……………少しは楽しませてよ?」
そう言ってサーリッシュが剣を構えた。ディスターも臨戦体制をとっている。
「来るぞっ!!気をつけろ!!」
ジェルスが叫んで剣を抜き、サーリッシュへ向かって行った。俺も剣を構え、ディスターへ突っ込んで行く。
しかし、俺は二人の言葉が引っ掛かっていた。この二人の心の闇は…………どんなものなのだろう?世界を破壊なんてできる程の憎しみなのか?いや、でもこの二人は後ろめたそうにしていた…………。
ディスターに剣を降り下ろしたが小手で呆気なく受け止められた。ディスターは顔色一つ変えていない。
「……………そんなものか?」
「くっ………………!!」
俺はまけじと剣で攻撃していく。しかし、ディスターには全く通用しなかった。全て小手で止めるかかわしてしまう。
「クソッ………………!」
両手で剣を持ち、渾身の力で降り下ろすも、片手で止められた。
「良い剣だ。お前の動きも悪くない。だがな…………、お前、オレを殺すつもりで攻撃してねぇだろ?」
「……………そんなことは…………。」
「駄目だね。実力で到底叶わねぇ奴がそんな心意気じゃあ……………。実力ねぇのなら、せめて、相手を八つ裂きにするくらいでこねぇと…………なぁ?」
バキン!!!
ディスターがいともたやすく俺の剣を真っ二つにへし折った。
「なっ…………。」
動揺している俺にディスターの拳を喰らわせる。拳は俺の鳩尾に命中し、俺は数メートル吹っ飛ばされた。
かなり重たい一撃だったが…………吹っ飛ばされた事により、距離を離せた。ここなら斬撃を飛ばせる俺が有利なハズ……………。折れた剣でも、刃が残っていれば…………!!
「油断するな!!“砕岩拳衝”!!」
奴の拳から力の塊の様な物が飛び、周囲の地面ごと俺を吹き飛ばした。
「がはっ……………!」
ドサァッ!!
俺は咳き込みながら激痛でうずくまった。肋骨が折れた…………。駄目だ……………強い……………。歯がたたねぇ…………。
激痛で意識が飛びそうになるのをなんとか堪える。しかし、戦う力はもう残っていなかった。
(ジェルス視点)
俺はサーリッシュに向かって斬りつけた。二人の言葉は気になるが、今はそんな場合じゃない。そんな事に気をとられていたら確実に殺られる。
二本の剣の一撃をサーリッシュは一本の剣で受け止めた。サーリッシュの反撃をなんとか受け流し、しばらく打ち合った。剣同士がぶつかる音が洞窟に響く。
ふと、気づいたが、コイツ、全く本気を出していない。こっちは息が上がりかけているが、サーリッシュは涼しい顔だ。
実力の差は圧倒的ってことかよ…………!!
「ねぇ、アンタ。剣士と戦う時、相手の剣だけに注目すればいいと思ってる?」
「え………?」
その時、俺の腹に蹴りを入れられた。衝撃で俺は数歩後ろに後退りする。
「畜生………!!」
俺が剣で突きを放つがサーリッシュはバックジャンプで避けた。
サーリッシュが宙に剣で十字を描くように剣を動かした。
「斬撃、“十字架”(クロス)。」
十字の斬撃が飛んでくる。俺は剣で受け止めようとするが、受け止めきれずに切り裂かれた。咄嗟に横に飛んだから致命傷は避けたが右の腹と右腕に大きな切り傷ができた。勢いで俺はゴロゴロと転がる。
「うあああぁぁ!!」
激痛で叫び声が漏れる。駄目だ……………全然叶わねぇ…………、殺される…………!!
俺は激痛でのたうち回りながら、サーリッシュを睨む事しかできなかった……………。




