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ABDUCTION!! ~IN THE ANOTHER WORLD~(凍結)  作者: 迦楼羅カイ
第1部 拉致された者
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第17話 休憩(メレン編)

今回特に自分の文章力の無さを実感しました。精進しないと……………。

面会後、赤茶で艶のかかった長髪でスタイルのいいメイドさんが私に近づいて言った。


「これから貴女様をお部屋に御案内します。付いて来てください。」


私を案内しようとするメイドさんに、私は慌てて声をかけた。


「あの…………その部屋、広い部屋ですか?」


「いえ………狭い部屋ですが………広い部屋を所望でしょうか?」


「はい。なるべく広く、窓の大きい部屋をお願いできますか?」


すると、メイドさんは僅かに微笑んで、


「はい。もちろんです。御案内します。」


するとそのメイドさんは何故かやたら機嫌良さそうに歩き出した。嬉しそうなのが後ろ姿でも分かる。何かあったのか?


そして歩いて大体5~6分くらい。


「こちらのお部屋でよろしいでしょうか?一番広いお部屋ですが。」


私はその部屋を軽く見渡した。私の家の私室より広い。まぁ、広い方がいい。


「はい、ここで大丈夫です。ありがとうございます。」


「では、ごゆっくりおくつろぎなさってください。お風呂はこの部屋を出て左の突き当たりです。何かあれば面倒をおかけしますが下にメイドの控え室がありますので遠慮なくそちらにおこしください。」


…………なんか、さっきからとてもにこやかで嬉しそうだ。こういう性格なのか…………?


「それでは、失礼しまーす。」


……………、気にしないでおこう。


私は改めて部屋を見渡した。ここは二人用の部屋らしく、二人で一緒に寝る為のダブルベッドが設置してある。


白く清潔感のあるおおきなカーペットに大きな四角いテーブルに大きなソファーが2つ設置。


他はクローゼットが2つ置いてあるくらい。まぁ………こんなものだろう。


………………何故かカインと二人きりでこの部屋で過ごすっていうのを想像してしまった。うん、無いかな……………。


私は普段家でやるようにベッドにダイブした。とても柔らかくて気持ちいい。病院のベッドは体育の授業のマットのように固く、正直かなり寝心地が悪かった。もちろん地面にごろ寝よりかはマシだったけど。


そのまましばらく私は柔らかいベッドで夢心地に浸っていた。あまりに心地よくて、思わず夢の世界に行ってしまう直前に、風呂に入りたいと思い、私はベッドから飛び起きた。


えーっと、たしかこっちの突き当たりに……………、あった。ここだ。当然男湯と女湯の2つある。魔法で翻訳すると左が女湯みたい。


更衣室に入って服を脱いで身長の割に成長している胸を見て軽く溜め息をついた。


友人は私の胸を見てうらやましいとか色々言ってくるが、体育の時動きづらいし、この低身長で入る服がなかなかないから正直いい迷惑。なんで身長じゃなくて胸ばかり成長したんだろう…………。


……………お風呂入ろう。


軽く体と頭を洗ってから湯船に浸かる。あ~、気持ちいい……………。


この世界にきてから全く風呂に入ってなかったから格別だ。あっちの世界では毎日入っていたんだけど…………。


うっかり眠ってしまいそうになったがなんとか我慢して風呂から出た。前に湯船に浸かったまま寝てしまい、風呂に入ってなかった事を知らなかったナミラに凄い心配されて見つかった時に凄い怒られた事がある。


服を着て部屋に戻り、しばらくベッドでぼんやりしていた。


…………………?


なんか下の階から言い合いの様な声が聞こえてくる。微かに聞こえるだけで内容はわからない。そしてバタバタと暴れるような音。


悲鳴。そしてまたドタバタと暴れる音。また悲鳴。しかも数人の。何かが下の階の天井に叩きつけられたのか床から振動が走る。


しばらく沈黙。そしてぱたぱたとこちらに向かって歩いてくる音。そしてドアがノックされる。


「失礼………します………はぁ…はぁ…夕食を……お持ち………はぁ…はぁ……致しました………。」


茶髪のやや身長の低い(無論私程ではない)メイドさんがやたら息をきらしながらこう言った。ヘッドドレスがずれ、服がすこし汚れている。


「あの………何かあったんですか?」


「いえ………なんでもありません…………。それより…………ほかに何か所望するものはおありでしょうか?」


「いえ、今は大丈夫です………。」


「そう………ですか。何かあったら遠慮なく申してください。では、失礼します。」


そしてふらふらと部屋から出ていった。…………本当に何があったのだろうか。


私は夕食を食べた後、しばらくソファーでうとうとしていた。


「わーーーーーーーーー!!!!!」

「きゃーーーーーーーー!!!!!」


!?


何か凄い叫び声が聞こえたんだけど!?


「うわあぁぁぁん!!!」


そして泣きながら走るドタドタという足音。ドアを開けてみると金髪のメイドさんが泣きながら走っていった。


しばらくすると、風呂場のほうからカインが走ってきた。何か顔が蒼白になっている。


「カイン………さっきメイドさんが泣きながら走って言ったけど、何かあったの?」


するとカインは聞かないでくれと言ってよろよろと部屋の方へ行ってしまった。…………まぁ、本人がああ言ってるし、そっとしておこう。


うーん………今何時だろう?空はもう真っ暗だけど……………。だいぶ眠くなってきた。もうそろそろ寝ようかな……………。


私はベッドに潜り込んだ。やっぱり心地いい……………。


私はすぐに深い眠りについた。

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