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ABDUCTION!! ~IN THE ANOTHER WORLD~(凍結)  作者: 迦楼羅カイ
第2部 リメイカー副将と東の大陸
145/208

第143話 一回戦終了

(カイン視点)


「トルト・インゴー!!!魔物討伐整形を経てているインゴー兄弟、その弟ッ!!!その実力、見せていただきましょう!!!」


ワアアアアアア!!!


「ドゥール・ブーゲ!!!スピードには絶対の自信があり、スピードで翻弄させる戦術得意との事ですッ!!!」


ワアアアアアア!!!


「ノックアウト、ギブアップ、場外により勝負が決します!!!それでは、一回戦第八試合、始めェッ!!!」


ドオン!!!


トルトがドゥールに一気に接近し、蹴りを放とうとする。


「ッ!!」


ドゥールはダッシュでトルトから離れる。あのドゥールとかいう奴、速い。恐らく俺らの世界の陸上選手並の速さだろう。しかもアイツ、クラウチングスタートも無しにあんなスピード出しやがった。あれは強いかもしれない。


ダッ!!!


ドゥールがすごい瞬発力で一気に距離を詰める。


「ラアァッ!!!」


ブォンッ!!!


トルトがカウンターの要領で蹴りを放つもドゥールが蹴りを回避し、更に背後へと回り込む。


ドッ!!!


「ウッ!!!」


背後からドゥールがトルトを殴る。トルトがすかさず向き直るが、ドゥールは猛スピードでトルトの背後を取った。


ガッ!!!


「うあッ!」


トルトの右膝にローキック。トルトがふらつきそうになるがバランスを取り戻しドゥールに蹴りを放つ。


「クソッ!!速いッ!!!」


その蹴りもあっさりとかわされる。そこにドゥールが蹴りを放つ。


ガッ!!


トルトに直撃する…………が。


「いくらスピードが速くたって……………捕まえられていたら意味は無い!!!今までよくもやってくれたな!!!」


ドゥールの足を片手で掴み捕まえていた。


「オラアアアアアッ!!!」


顔面に右ストレート。


ドガアッ!!


更にドゥールの腹に回り蹴りを叩き込み、間髪入れずに首筋を掴む。


「ラアアアアアアッ!!!」


ドガアアアアアッ!!!


そのまま顔面を地面に叩きつけた。


「勝者、トルト・インゴー!!!」


ワアアアアアア!!!


「以上を持ちまして、第一回戦は全て終了となりましたッ!!!二回戦に出場する選手を再びご紹介しますッ!!!」


「前大会チャンピオンを圧倒ッ、衝撃の展開を見せてくれましたッ、ヨルダ・クーガー!!!」


「相手の得意分野で戦い、それを真正面から打ち砕きましたッ、フォニカ・グレイティス!!!」


「踊るような戦いで観客を魅了してくれましたッ、ライア・テスバ!!!」


「本ッ当に見た目によらない強さッ、島一番の戦士すら倒してのけましたッ、カイン・セプル!!!」


「鋼の肉体!!!凄まじい剛力!!!誰か止められる奴はいないのかッ、テオス・レッシー!!!」


「兵長をも超える強さ、これが野生できたえた力ッ!!!ジェルス・ノヴァール!!!」


「可愛くったって油断厳禁ッ!!!気を抜いたら一瞬で喰われるッ、メレン・マチル!!!」


「流石の実力ッ、噂通りの強さッ、トルト・インゴー!!!」


ワアアアアアア!!!


「この八名により、二回戦をおこないます!!一回戦より、白熱した闘いを見せてくれるでしょうッ!!!それでは、二回戦第一試合は、15分後に行いますッ!!!」


ワアアアアアア!!!


一戦目はフォニカさん。相手は…………アイツか。正直に言うと、フォニカさんが勝てるとは思えない。アイツは相当強いし、どんな事も躊躇わない。せめて、大きな怪我無く終わればいいが…………。

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