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#はじめての任務


宇上「では任務に向かう、場所はここから南に90kmのところだ。」

太陽「そんな遠くまでどうやって?電車?」

シンジ「そんなわけないさ、#を使うんだよ!」

するとシンジが身体に力を込めた。

シンジ「#グリフィン・生成!」そう唱えると

目の前にグリフィン(鷹とライオンの合成獣)が現れた。

太陽「えぇ…」太陽はドン引きした。

シンジ「そういえば太陽の所有#はなんなの?」

ハナリ「そう!気になってた!」

太陽「し…竹刀…」気まずそうにこたえる。

シンジ「いいじゃねぇか!竹刀かっこいいよ。」

ハナリ「うん!剣道ってかっこいいよね!」

太陽「あっ…ども」2人のフォローで逆につらくなったのだった。

宇上「よし、全員グリフィンに乗れ出発だ。」

シンジ「よーし!捕まってろよぉ!いけっグリフィン!」シンジの声でグリフィンが大きく羽ばたく。

太陽「うぉっ…ものすごいスピードだ。」

超加速で目的地まで進む、太陽はワクワクしていた。



〜目的地到着〜

宇上「ここだ、この鉄塔で#の取引が行われているとの情報だ。」

すると、そこに黒いバンが来る。

ハナイ「あれかな?」

宇上「そうだ。配置につけ、太陽は俺と来い。」

太陽「はい!」

宇上と太陽がバンに近づく。

宇上「こんにちは、私たちは政府機関のものだ。あなたたちが違法な#(ハッシュタグ)取引をしていることはわかっている。大人しく着いてこい。」

太陽(えっ…政府機関とか言っちゃうんだ…)

宇上「あっ、政府機関てのは聞かなかったことにしてくれ…」

バンの運転手「あ?やってませんよ、#取引なんて。

宇上「なら…身分証を見せてください。」

バンの運転手が車の棚に手を伸ばしたその時ッ!

[バァァッン]背後で爆発が起こる。

宇上「ちっ、仲間がいたか…」

後方から複数の男が飛び出す。

男A「#ダイナマイトっ!!」

男B「#チャッカマン!」2人の男の周囲からダイナマイトとチャッカマンが生成された。

男A「おらぁっ!!」2人は連携して火のついたダイナマイトを宇上と太陽めがけて投げる。

太陽「おい、いきなりだってぇ!…」

宇上「太陽、上へ飛ぶぞ…#トランポリン」太陽と宇上の足元にトランポリンが生成され2人は上へ飛び上がった。

太陽「す、すげぇ…」

バンの運転手「隙あり!#スリングショット」

運転手は上空の2人に向かって球を放った。

ハナイ「#刀!!」強烈な抜刀でバンの運転手を倒す。

ハナイ「シンジ!援護!」

シンジ「おう!#ミニガン!」後方からの乱射で男A男Bを倒した。

連携プレーによって、その場を制圧した。


宇上「よし、片付いたな…」

太陽「あの〜質問いいですか?…なんでみんな複数の#を持ってるんですか……」

宇上「あぁ、言ってなかったな、#所有者を殺害することで体内から#の形をした石が生成される。それを飲み込むことで複数の#を所有できる。」

宇上「知らないのも無理はない、#の情報は政府が国民から隠しているからな。」

太陽「へっ…へぇ…」


百合香「あっ….出てきた。」

先程倒した、バンの運転手と男A男Bの体内から#の石が生成された。

宇上「これだ、この石を飲み込めば複数の#を所有できる…やるか?」

太陽「いや、いいです。」

シンジ「はい!宇上さん、俺#ダイナマイトがいい!」

ハナイ「私は#スリングショット!!」

宇上「ほらよ、」2人に#の石を投げる。

シンジ・ハノイ「「いただきまーす!」」

2人は躊躇することなく、石を飲み込んだ。

太陽(えぇ….)


2人の体から蒸気がシュワ〜っと漏れ出す、#を所有した反応だ。


シンジ「よし!#ダイナマイト」

右手にダイナマイトが生成された。

ハノイ「#スリングショット」同じく右手にスリングショットが生成された。

ハノイ「また一つ強くなったわ!」

シンジ「だなぁ!」2人はいい笑顔で喜ぶ。


宇上「あとは、この鉄塔を制圧するだけだ。周囲を警戒しながら進むぞ。」

シンジ・ハノイ「「はい!」」

太陽「おー、、」

百合香「・・・」


次回、鉄塔の制圧へ



〜つづく〜

〜用語解説〜

"政府特秘機関リブラポンド"

政府が秘密裏に保有する情報機関、地下に巨大な拠点を構え膨大な量の書類に囲まれている。全世界の#ハッシュタグの取引記録や裏社会での非人道的な#流通について追跡し、問題があれば戦闘部隊を送り込み鎮圧する。


〜#ハッシュタグの仕様解説〜

#は1人一つ生まれ持つ。ただし、#所有者が何者かに殺害されたとき体内から#の形をした石が生成され、それを飲み込むことで、複数の#を所有できる。

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