表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13




「今日は七夕だってのに。神様は願いを叶えてくれねえらしい」


 いや、笹に短冊を飾っていないから、聞き届けてはくれないのか。


 カラカラに乾いた笑い声を落としては、視界の端で点滅する腕時計の文字盤に意識を向ける。


 いや、もう、七夕も終わった。

 ますます、願い成就は困難を極める、という事だ。




「次は、サンタにでも、頼んでみるか」




 真横になっていた顔を真正面に動かし、夜空を瞳に映す。

 天の川を、その瞳に、映した。











(2024.7.7)




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ