お局様
うちの会社には二人女性社員が在籍している。一人は事務仕事をやってくれる50過ぎのお姉様。もう一人はなんかわからんけど大事なことをやっているらしい70過ぎのおばあさまである。
おばあさまは家が遠いのか体がきついのか、週に一度しか出社されないが、来たらもう会社が大変賑やかになる。5分に一度はパソコンにキレてるし(怒る前に「アタシ、怒っていい???」とおっしゃる。許可制だったのか)、10分に一度はおじさん社員に文句を言う。こないだプリンターの調子が悪く、ピーピーエラー音が鳴っていた時は「ああ!もうプリンちゃん(プリンターのこと)うるさいわね!アタシよりうるさいわぁ!!!」とぷりぷりし、それに対し社長は「あなたよりうるさいモノはありません」となかなかの毒を吐いていた。
このおばあちゃん、歳はいってるがめちゃくちゃデジタルに強い。仕事ではエクセルのマクロを使いこなし、家に帰ればネトフリを見るかU-NEXTを見るかで迷っちゃうらしい。ひそかに尊敬申し上げている。俺もハイテクに強いババアになりたい。あ、性別の壁...
そんなおばあちゃんの後ろで、僕は来る日も来る日も論文のスキャン作業に明け暮れている。
このスキャン作業、はじめの方は複合プリンターのスキャン機能を使ってやっていたのだが、流石に時間がかかりすぎるので、家から富士通のスキャナーを持ち込み、業務効率化を目指した。
結果として以前と比べてかかる時間は1/3程度になったが、それでも全然論文がなくならない。この偉い先生、論文をもらいすぎだと思う。この先生が嫌われ者だったら、俺の作業量も減ったのになぁ...と、先生を恨みながら日々スキャンをしてます。もういい加減飽きたぞ。
とりあえず会社のことはざっくりですが書けたかな。
日常・仕事中のつぶやき的なものは別作品「メモ日記」にて書きます。