優秀な新卒を弊社に引きずりこみたい(3)
前に書いてからだいぶ間が空き、自分でも何が起こったかほぼ忘れてしまった。ぎりぎり覚えている面談のことを書きたい。
11月に3人の学生と面談することになった。面談というのは、マンツーマンでの会社説明会みたいなものである。選考の場ではないので、学生が話し中に突如阿波踊りを始めても、はい残念不合格〜とはできない(まあその場合は選考の案内を送らない、と言ったやり方で実質不合格にすることはできる)。
弊社は一応50年以上の歴史を持つ由緒正しき会社だが、これまで一度も面談というものをしたことがない。会社説明会を行った試しもない。経験が一切なく、頼りになるのは採用サービスを提供しているホニャララ社の方々だけである。面談の数日前にホニャララ社の人が来てくれたので、社長と二人で色々質問した。その時社長が
「我が社がブラックであることを、学生さんに正直に伝えようと思ってるんです...」と言い始めたため、みんなで必死になって止めた。
なんやかんやありつつ、創設以来初面談の日になった。面談の流れは
・自己紹介、雑談
・会社説明、質疑応答
・学生さんに質問
・いきなり社長登場
という流れである。まず初っ端の雑談で、学生の緊張をほぐすのがいいらしい(緊張をほぐすのをアイスブレイクという)。僕がアイスブレイクの必勝アイテムとして持ってきたのが、「現場猫ヘアバンド」である。しまむらで500円(もちろんセール品)で買った。
現場猫ヘアバンドつけているやつに緊張感を覚えろというのは無理だろう。なかなか良い思いつきだと思う。アイデアヨシ!!!
学生さんも(たぶん)好意的な感触を示してくれた。感触ヨシ!!!
特に何事もなく面談は進み、最後の「いきなり社長登場」フェーズになった。いきなりと言いつつも、社長を呼びに行くため森さんは退席し、僕と学生さんの二人っきりになってしまった。
話したいことはもうあらかた話し終えてしまったため、何も会話のタネがない。数秒間の沈黙の後、正直に「話すことがない!!!」と言うと、学生さんの方から「え〜と、学生時代にはどんな研究をされていたんですか〜」と会話のネタが提供された。機転ヨシ!!!採用!!!
面談後、社長からヘアバンドについて質問があった。現場猫について何も知らないご様子だったので、「土方労働者を猫にしたやつです!指差し確認時、状況がよろしくなくても、ヨシ!!!と言います!!!」と説明するも、頭にハテナを浮かべていた。そして社長はちょっと考えた後、「猫とかのキャラクターでちいかわっていたよね。あれと同じ?」とおっしゃる。全然違うけど、説明めんどいから同じでヨシ!!!




