優秀な新卒を弊社に引きずりこみたい(2)
今回はダイレクトリクルーティングサービスである「ほにゃらら」の紹介をしたいんですけど、その前にダイレクトリクなんちゃらについて説明したい。
従来の就活という奴は、マイナビなりリクナビなりに登録されている企業の求人に、学生たちが応募するというスタイルであった。それに対してダイレクトなんちゃらは、学生が自分のスキルやガクチカ(「学生時代に力を入れて取り組んだこと」の略)、専門などを登録しとくと、それを見た企業が「む!コイツ欲しい!!!」と言って学生をスカウトする、といった仕組みである。学生が企業を探す時代から、企業が学生を探す時代になろうとしている、らしい。
僕も就活生の時、「アカリク」というダイレクトなんちゃらサービスを利用していた。この連載の第一話の冒頭で、六本木の高層ビルにある会社に行ってエレベーター5往復したエピソードを書いたが、その会社の存在は「アカリク」経由で知ったのだ。アカリクはログインするだけでAmazon Gift カードと交換できるポイントがもらえたため、毎日欠かさずログインしていた。トータルで7500円くらいもらった。ふはははは
とまあこんな話はさておき、、、
学生側としては自分の情報を登録しておけば向こうからスカウトが舞い込んでくるので、かなり楽チンだ。大変なのはダイヤの原石を見つけんとする企業側である。学生が頑張って書いた自己PRやガクチカなどの文章を読み込み、その内容に沿ったスカウト文を学生に投げなきゃいけない(例:あなたの〇〇な姿勢が、弊社の社風にマッチしていると感じ、スカウトを送らせていただきました!などなど)。
僕も「ほにゃらら」に登録されている6人の学生の文章を読んだが、すぐ飽きてしまった。全部パターンが同じなのだ。
「バイト先(飲食店か塾)では〇〇という課題がありました」→「周囲の人を巻き込みながら、▲▲しました」→「その結果、売り上げ(成績)が伸びました。私には課題発見能力、他人を巻き込む力、コミュニケーション力、課題解決能力があります。どうです?僕ちゃん即戦力でっせ?」
みんなこれです。みんなおんなじ。なかよしだね。
気分転換に森さんと雑談をした。森さんが「そういや君もスカウトもらう系のサービス使ってたんだよね?そんときのプロフィールとか書いた文章とか残ってたりする???いや、君みたいな優秀な学生ってどんなことを書いてるんだろうって気になって...」と言った。
嬉しくなった僕は森さんに弱キックを連発し、横にいた社長に「人を蹴っちゃダメだよ」と怒られた。僕は優秀な学生なので、嬉しくなったらつい脚が出てしまうのだ。許してやって欲しい。
結局会社からは40人ほどにスカウトを送り、そのうちの5人から、まあ話を聞いてやってもいいよ、といったリアクションが返ってきた。率にして10数%だが、これはなかなかいい数字らしい。とりあえず眠いので続きは次回にする。




