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Re Start  作者: morigan
3/12

第3話「どうして、」

 

 “今日からゴールデンウィークですね。何か予定はありますか?”


 …ない。何もない。強いて言うなら小説を書き進めないと…でも、予定はないと正直に言うことにした。さすがに嘘をついて断るなんて…ここでもう一度やり直すなら覚悟を持たないと。


 “予定ないんですね。なら、5月4日にちょっと遊びに行きましょう!ほかに二人誘っているので…ちゃんと伝えておきますね”


 僕は断ることができなかった…あと二人…僕と仲良くしてくれるかな…?


 “おはようございます。朝ですよ。”


 …そうか、もう今日なのか。昼夜逆転生活は身体に悪いとはいえ、寝落ちしてしまった。遅刻してないかな…大丈夫かな…


 “本多さん、待ってましたよ”


 施設の正門前、バスを待つのは僕たち4人だ。自己紹介をしなければと思うが…なかなか行動に動かせない。すると目つきの悪い不良っぽい子が自己紹介をした。


 “俺は森康大。何か夢を探しているんだ…そういえば本ちゃん、君のことは知ってるよ。小説家志望だなんてすごいじゃん!”


 …あ、めちゃくちゃほめてくれた。ありがとう。しかし…オーラがいかつい。


 “本ちゃんね…いいニックネームですね。今後使いましょうか”


 あ、ニックネーム決まった。いいのかこんなに勝手に決めて…


 “本ちゃん!…小説家はやめた方がいいわ”


 …初対面でなんてことを言うんだ…そんなこと言わないでほしかった…


 “おい…こみさん…夢を否定しちゃだめだぜ…”“そうですよ…佐藤さんだって夢を否定されたら困るでしょう?”


 佐藤さん…?それってあの日の…


 あれは4月の中頃のこと。野村さんが初めて話しかけた日の事だ。あの日話している裏で、少しだけ後ろから視線を感じた。話し終わって振り返ると本を読んでいた女の子がいた。今思えばあれが佐藤さんだった。


 “さぁ、行きましょう。”

 “そうだな、下北沢に!”


 あー…珍しいですね…ここから何時間かかるのでしょうか?


 “着きました。では15時にここで。”


 みんなバラバラになってしまった。でも僕は佐藤さんに呼び出され、ファミレスに行くことになった。


 “ごめんね、呼び出して。本当に小説家を目指そうとしてるの?”


 …そうだろうな…今のところ夢なんて何もわからない。でも小説を書くことが唯一落ち着くところだからかな…


 “そうなの…じゃあ、見せてよ。本ちゃんが書いた小説を見せて。”…こんな小説を見て何が楽しいの?どうせ馬鹿にするだけでしょ…


 “馬鹿にするわけではないんだけどさ…本ちゃんの話ってありきたりだよね。結局王道のファンタジーもの。もっと驚かせる設定とかないと。”


 …わかってた。わかってたよ。知ってる、でも口に出さなくてよかったのに…


 “ねぇ、何その顔。言ったこっちが気分悪くなるからやめてくれない?。”


 …やってしまった。すぐ感情が顔に出る悪い癖だ。別に怒ってるわけじゃないんだけど…


 “どうして…こうなるの…”

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